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『プーチンのユートピア――21世紀ロシアとプロパガンダ』 (ピーター・ポマランツェフ 著、池田 年穂 訳)

ティモシー・スナイダー教授による「日本語版への推薦文」「訳者あとがき(一部抜粋)」を掲載しました。
「日本語版への推薦文」ピーター・ポマランツェフの『プーチンのユートピア』(Nothing is True and Everything is Possible)は、21世紀の最も重要な書物のうちの一冊である。現代ロシアにおけるテレビを用いたプロパガンダの本質と効力について、研究者にも広汎な読者にも理解を促すという点では……(続きはコチラ)



本の刊行情報や、特別寄稿などの情報をお届けします。
「人文研探検―新京都学派の履歴書(プロフィール)―」 第19回

第19回「みんぱく雑話―国立民族学博物館「70年万博収集資料」展に寄せて―」
もう四半世紀前のことになる。当時大学生だった私は、右も左も、仏語も独語もおぼつかないまま、ユーレイルパス片手に貧乏旅行を楽しんでいた。花の都パリでは、エッフェル塔の対岸のシャイヨー宮(旧トルカデロ宮)にあった人類博物館(Musee de l'Homme)を訪問。重厚な宮殿のなか、古めかしい展示ケースに並べられた膨大な「未開文化」の資料に圧倒され、南米展示の資料採集者に……(続きはコチラ)


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『知覚と判断の境界線――「知覚の哲学」基本と応用』(源河 亨 著) 特設を公開しました。

『知覚と判断の境界線――「知覚の哲学」基本と応用』(源河 亨 著) 特設を公開しました。
 知覚の哲学は現代哲学でかなり注目を集めている領域であり、ここ数年はこのテーマの著作が国内外で毎年3、4冊は出版されている。もちろん論文単位ではもっとずっと多い。哲学研究でこれほどハイペースに成果が発表される話題はそうそうないだろう……・(続きはコチラ)



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「人文研探検―新京都学派の履歴書(プロフィール)―」第18回「架空編集会議 「人文研探検」のこれまでとこれから」

「人文研探検―新京都学派の履歴書(プロフィール)―」第18回「架空編集会議 「人文研探検」のこれまでとこれから」を公開しました。
編集者H:先生、お邪魔いたします。
著者K:こんにちは。ご足労いただき、ありがとうございました。
H:ところで、どういう風の吹き回しで「架空編集会議」なんですか?
K:うん。こっぱずかしい気がしないでもないのだけど、「座談会」は新京都学派のお家芸ともいうべきスタイルだから、一度くらい自分でやってみるのも必要かな、と思ったんだ。
H:なるほど。最後に座談会を載せてまとめる、という作品が少なくないですよね・・・(続きはコチラ)


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2015年度全米図書賞受賞の大ベストセラー『世界と僕のあいだに』(タナハシ・コーツ 著、池田 年穂 訳)

訳者 池田年穂氏による特別寄稿「キング・トランプ&プリンス・ジョーンズ」やノーベル文学賞受賞者、トニ・モリソン氏からの推薦文、本書の一部抜粋等を公開!

「キング・トランプ&プリンス・ジョーンズ」・・・ミスター・プレジデント、ニュー・キング・オブ・アメリカ! 就任おめでとう。 ドナルド・トランプ氏。甲乙つけがたい、というよりも丙丁つけがたい大統領選挙を勝ち抜いたあなた、ドイツ移民の孫・スコットランド移民の息子のあなたは「アメリカンドリーム」のまさに体現者だと訳者は思う・・・(続きはコチラ)



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南方熊楠生誕150周年(2017年)

『南方熊楠――複眼の学問構想』著者の松居竜五氏による連載を掲載しました。
第6回「「十二支考」という達成」・・・1904年10月、三十七歳の時に那智山での生活を切り上げた熊楠は、熊野古道を通って海辺の田辺にたどりつき、そこで暮らし始めた。信頼できる友人を得て、地元の神社の娘と結婚し、一男一女をもうけ、広い庭と倉のある自宅を構えて、七十四歳で亡くなるまで、この小都市での生活を続けることになる・・・(続きはコチラ)



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細江英公の傑作が新たによみがえる―― 立ち読み:『鎌鼬――田代の土方巽』(細江 英公 写真、鎌鼬美術館 編)

『鎌鼬――田代の土方巽』(細江 英公 写真、鎌鼬美術館 編)「鼬の話」土方巽、鎌鼬美術館名誉館長 細江英公氏による序文を公開しました。
「鼬の話」 土方巽・・・鼬というのは真っすぐに鶏のほうに走っていって、首、羽、足そういうものを噛み切ってしまう。そんなところに意味もくそもなにもないわけです。その鼬のすさまじさ、あのすばやさ、そういうところに意味なんか探したって何の役にもたたないわけです・・・(続きはコチラ)



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著者の渡辺優氏による特別寄稿「スュランとは何者か」

『ジャン=ジョゼフ・スュラン ―― 一七世紀フランス神秘主義の光芒』著者の渡辺優氏による特別寄稿「スュランとは何者か」を公開しました。ぜひご覧ください。
スュランの名は、「知る人ぞ知る」というほどには、知られている。『ルーダンの悪魔』や『尼僧ヨアンナ』などとともに彼の名前を記憶している文学通、映画通もいるだろう。しかし、スュランが、西欧近世最大規模の悪魔憑き事件に巻き込まれ、自らが悪魔に憑かれてしまったエクソシストであったことを知る者も、彼が同時代に興隆した「神秘主義」という新たな叡知の優れた証言者であったことを、どれだけ理解しているだろうか・・・(続きはコチラ)



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序章―イギリスはどこに向かうのか

『迷走するイギリス―― EU離脱と欧州の危機』(細谷 雄一 著)「序章―イギリスはどこに向かうのか」(抜粋)を公開しました。ぜひご覧ください。
EUとの離別 二〇一六年六月二四日のダウニング・ストリートの首相官邸には、大勢の記者が集まっていた。首相官邸の扉が開いて、この建物の主であるデイヴィッド・キャメロン首相がサマンサ夫人と手をつないで記者たちの前に現れた。用意された演台の前に立つキャメロン首相の顔は、どことなく緊張感が見られるが、同時に清々しい表情も見せていた。キャメロン首相は、次のように語り始めた・・・(続きはコチラ)



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連載:『フランス・ユダヤの歴史(上・下)』著者の菅野 賢治氏による連載公開中!

第5回「最終回:レオン・ポリアコフの〈間接的〉な思い出に捧げる」を公開しました。ぜひご覧ください。
真の歴史の作り主とは、壮麗な思想や奇抜な着想の提案者ではなく、地味にして息の長い知的労働者たちなのかもしれない・・・(続きはコチラ)



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連載「カール・クラウスと危機のオーストリア――世紀末・世界大戦・ファシズム」(高橋 義彦 著)公開中!

第4回:「1920−1930年代のクラウス」第一次世界大戦の敗北の結果、ハプスブルク帝国はいくつものネーションステートへと解体した。「民族自決」をスローガンに独立を待ち望んでいた被抑圧民族にとって、それは望ましい結末であっただろうが、ドイツ系民族にとってそれは「望まない」独立だった。独立したオーストリア共和国は、右派も左派も隣国ドイツとの合邦を求めたが、サン=ジェルマン条約で合邦は禁止され、オーストリア国民は独立を「強いられる」ことになった・・・(続きはコチラ)



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「人文研探検―新京都学派の履歴書」(菊地 暁 著)
「人文研探検―新京都学派の履歴書」(菊地 暁 著) 第16回【ふたたび「方法としての京都」について
―あるい慶應義塾大学出版会のウェブ連載ページがリニューアルされることとなった。ちょうど良い機会なので、充電のため「中休み」を頂戴させていただくこととした。読者の皆さまにはしばらくお待ちいただくこととなるが、ご寛恕いただきたい。ともあれ、「中休み」後の連載再開に向けて、「人文研探険」の方向性をいま一度確認しておこう・・・(続きはコチラ)


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「人文研探検―新京都学派の履歴書」(菊地 暁 著)
「人文研探検―新京都学派の履歴書」(菊地 暁 著) 第14回【南方熊楠と人文研―四者四様の接点から―】を掲載しました。

・・・いま、南方熊楠がブームなのだろうか。どういうわけか立て続けに南方について寄稿する機会を得た・・・(続きはコチラ)


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「人文研探検―新京都学派の履歴書」(菊地 暁 著)
「人文研探検―新京都学派の履歴書」(菊地 暁 著) 第10回【『ポナペ島』管見―京都探検地理学会ポナペ島調査(1941)の足跡をたどって―】を掲載しました。

 ・・・「ポナペ島から帰つてきたわれわれが、会う人毎から受ける質問はまるで判でおしたやうに「南洋はさぞ暑かつたでせう」とか「果物がたくさんたべられたでせう」とか「土人はどんな風です、危いことはありませんか」といつた式のものであつた」・・・(続きはコチラ)


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「人文研探検―新京都学派の履歴書」(菊地 暁 著)
「人文研探検―新京都学派の履歴書」(菊地 暁 著) 第6回【ポルトレの人 桑原武夫―その人物描写をかんがえる―】を掲載しました。

 ・・・前回までで、桑原武夫の「基本構造」は確認できたのではないかと思う。「構造」を知ることとそれを「実装」することのギャップはいうまでもなく、そして、時々刻々と変化する現実に反応し続ける軽快な身振りこそが、プラグマティスト桑原を理解するために最も興味深い論点なのだが・・・(続きはコチラ)


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「人文研探検―新京都学派の履歴書」(菊地 暁 著)
「人文研探検―新京都学派の履歴書」(菊地 暁 著) 第5回【文学という「場所」、「共同」の夢―「文学者・桑原武夫」をあらためて考える―】を掲載しました。

 ・・・桑原武夫は「歴史家」であり「フィールドワーカー」であるというのが、これまでの連載で確認した点だった。彼は、具体的事実からの遊離を生理的に嫌悪し、同様に、史的展望なき観察を回避した。素朴に考えると、別に専門を「文学」とせずとも構わないようなところがある。ここで、ではなぜ桑原は「文学者」なのか、あらためて問われなければなるまい。・・・(続きはコチラ)


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「人文研探検―新京都学派の履歴書」(菊地 暁 著)
「人文研探検―新京都学派の履歴書」(菊地 暁 著) 第4回【桑原武夫の東北
―その「フィールドワーク」を考える―】を掲載しました。

 ・・・桑原が「観察の人」であることは、筆者の指摘を待つまでもなく、自他共に認めるところである。桑原を知る多くの者がその実務能力と並んで観察の確かさを指摘し、また、本人も自らが純粋な読書に自足し得ない「観察の人」であることを度々述べている。「すべて私は一つの命題を提出するとき、必らず一、二の実例を脳中にふまえている。・・・(続きはコチラ)


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「人文研探検―新京都学派の履歴書」(菊地 暁 著)
「人文研探検―新京都学派の履歴書」(菊地 暁 著) 第3回【桑原武夫の何がそんなに偉いのか? ―その1:「歴史家・桑原武夫」を考える―】を掲載しました。

 ・・・さて、いきなりぶしつけな物言いから始めてみるが、いったい、桑原武夫の何がそんなに偉いのか。京大人文研のお家芸「共同研究」の立役者であったことはもちろん、生涯にわたってクリティカルな論説を発表し続けた言論界の寵児であり、また、国語審議会委員、日本学術会議会員、日本芸術院会員など数々の要職を担う学界の重鎮でもあった。・・・(続きはコチラ)


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「人文研探検―新京都学派の履歴書」(菊地 暁 著)
「人文研探検―新京都学派の履歴書」(菊地 暁 著) 第2回【1968年=新京都学派の「終焉」?―あるいは、新京都学派を「再領有」するために―】を掲載しました。


 ・・・1968年3月21日、京大文学部の大講義室は超満員の大盛況となった。桑原武夫(1904-88)の退官記念講演「人文科学における共同研究」を聴くために、である。「共同研究」を京大人文研の代名詞とした最大の功労者といえば間違いなく桑原だが、その彼が、この日、『ルソー研究』(1951)から『文学理論の研究』(1967)へと至る6つの主催共同研究の成果を披露、「サロン的」「お遊び」「耳学問」といった数々の批判を受け止めつつ・・・(続きはコチラ)


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「人文研探検―新京都学派の履歴書」(菊地 暁 著)
「人文研探検―新京都学派の履歴書」(菊地 暁 著) 第2回【1968年=新京都学派の「終焉」?―あるいは、新京都学派を「再領有」するために―】を掲載しました。


菊地 暁 著

 ・・・1968年3月21日、京大文学部の大講義室は超満員の大盛況となった。桑原武夫(1904-88)の退官記念講演「人文科学における共同研究」を聴くために、である。「共同研究」を京大人文研の代名詞とした最大の功労者といえば間違いなく桑原だが、その彼が、この日、『ルソー研究』(1951)から『文学理論の研究』(1967)へと至る6つの主催共同研究の成果を披露、「サロン的」「お遊び」「耳学問」といった数々の批判を受け止めつつ・・・(続きはコチラ)


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