三田評論

明治31年から続く慶應義塾の機関誌

No.1268(2022年7月号)

特集

国際秩序のゆくえ

三田評論

─ 表紙絵:清川泰次 ─

税込価格:451円(本体410円)在庫あり

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三田評論7月号

三田評論
2022年7月号表紙

出口が見えない「特集」にため息。日本は海流に囲まれ、東西南北に長い陸には緑も雪も地熱もある。これらをエネルギーや食糧自給に活かす政策を。ローマ教皇がガリレオ裁判の誤りを認めるまでに360年。その数十倍も長く戦争の不毛を認めずに繰り返すのはなぜか。早川浩が目利きした『ソロモンの指環』には、動物の武器と、その使用を回避させる行動も記されている。65ページから野球記事3つ。こちらの戦いは人を育てる。「時の話題」の国語教育。成長期に出会った様々な文章から、世界が広がることもある。元専門日本語教育学会長として、生徒たちには「仕事の文章は後で学べる」と伝えたい。「三人閑談」は「包む」。送り手は包む、結ぶに気持ちを込め、受け手は解く、開くでその心を感じるという。筆者の旅は軽量・多用途の風呂敷と共に。大塚宣夫の「非まじめ介護」に共感。悩むのはその先。「社中交歓」で蟬の抜け殻は漢方薬と知る。
(山崎信寿)

特集国際秩序のゆくえ

国際秩序のゆくえ

2月末からのロシアによるウクライナ侵攻は長期戦の様相を見せています。それまで築かれてきたはずの国際秩序はこれからどこへ向かうのか。冷戦後30年を経て欧州秩序はそのような変転を見せてきたのか。覇権主義的な国家への対応を中心としたわが国の安全保障・外交はどうあるべきなのか。総力を挙げた特集です。

座談会
ウクライナ侵攻後 世界はどう変わるのか

大串 敦
慶應義塾大学法学部教授
細谷雄一
慶應義塾大学法学部教授
森 聡
慶應義塾大学法学部教授
神保 謙
慶應義塾大学総合政策学部教授
加茂具樹(司会)
慶應義塾大学総合政策学部長、同教授

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廣瀬陽子
慶應義塾大学総合政策学部教授
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東野篤子
筑波大学人文社会系教授・塾員
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鶴岡路人
慶應義塾大学総合政策学部准教授
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赤川省吾
日本経済新聞欧州総局長・塾員
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白鳥潤一郎
放送大学教養学部准教授・塾員

話題の人
アジア初、ロンドン・ブックフェア「国際生涯功労賞」を受賞

早川 浩さん

早川 浩さん

株式会社早川書房代表取締役社長・塾員

インタビュアー:駒村圭吾(慶應義塾大学法学部教授)

アジアで初めて出版界の名誉ある賞、ロンドン・ブックフェア「国際生涯功労賞」を受賞した早川さん。慶應義塾理事・評議員でもある早川さんの出版人としての軌跡、翻訳出版に対する情熱、長年にわたる諸外国の作家との親交などを通して、「One And Only」を貫く早川書房という会社のキャラクターが浮き彫りになるインタビューです。

三人閑談
包む、日本の伝統文化

包む、日本の伝統文化

日本人は“包む”という行為を通じて、豊かな伝統文化を育んできました。例えば水引は贈る人から贈られる人への気持ちを多様なかたちで表します。風呂敷は用・強・美を備えた代表的な礼のかたちと言えるでしょう。あらゆるモノがワンクリックで届く今こそ“包む”愉しみを語れたら──。三者三様に“包むこと”を探求してきた三人のお話から、奥深い包みの世界に迫ります。

山口信博
グラフィックデザイナー、折形デザイン研究所主宰
こものちほ
Salon de COMONO主宰・塾員
佐賀一郎
多摩美術大学美術学部グラフィックデザイン学科准教授・塾員
時の話題
国語教育を考える
文学を国語で勉強するということ 小平麻衣子
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高校国語の教育現場から 野津将史
連載
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From Keio Museums・4 戦前の東京六大学野球リーグ戦チケット 都倉武之
義塾を訪れた外国人第32回 デ・カステッロ大司教 表 實
慶應義塾体育会の軌跡 第11回 前田祐吉とエンジョイ・ベースボール/野球部Ⅱ 横山 寛
新慶應義塾豆百科65 志木高自然観察会
その他
巻頭随筆 丘の上 ────
「こどものためのクラシック」──コロナ禍を超えて 金川文彦
ヨーデルの魅力 佐藤憲男
「いないいないばあ」礼賛──『編集者ディドロ』の刊行 鷲見洋一
執筆ノート ────
『医者が教える非まじめ介護のすすめ』 大塚宣夫
『満洲国グランドホテル』 平山周吉
『人間は利己的か──イギリス・モラリストの論争を読む』 柘植尚則
『日本近代社会史──社会集団と市場から読み解く 1868-1914』 松沢裕作
Researcher’s Eye ────
変化の時代を生きる 永野寛子
遥かなる「近世」 上野大輔
「SDGsという種」を播く教育 松本 守
塾員クロスロード ────
銀行員からオーボエ奏者に 町田秀樹
デジタル・パワー 牧 信吾
社中交歓 ────
髙田満彦、小林慶行、鳥居隆史、上村佳孝
慶應義塾教育充実資金へのご支援のお願い
KEIO Report ────
「教学マネジメント推進センター」の設置について 松浦良充
追想 ────
中山俊宏君を偲ぶ 土屋大洋
ヒサクニヒコのマンガ何でも劇場、寸描(山崎信寿)、山上広場、塾長室日誌(2022年5月)、塾内ニュース、三田会だより、慶應〝塾〟語事典、寄付・維持会申込者芳名
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前号紹介2022年6月号 No.1267

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次号予告2022年8・9月合併号 No.1269

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慶應義塾維持会

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母校を思う塾員と篤志家の皆様により、義塾の教育研究活動を財政支援する目的で設立された1世紀余の歴史を有する組織です。
会員の皆様にはご加入期間『三田評論』を贈呈いたします。

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