慶應義塾機関誌

 三田評論
  明治31年3月創刊(毎月1回1日発行)
   発行:慶應義塾 編集人:慶應義塾広報室長 編集・制作:慶應義塾大学出版会

 
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2011年1月号
 

No.1142 2011年2月

  特集 最低所得保証を考える
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毎月1回1日発行
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◆特集

最低所得保障を考える

 

 現在、日本社会では生活保護受給者が200万人目前になるなど、高齢化とともに「貧困化」も大きな問題として取り上げられるようになってきました。その「貧困」を解決するための最低所得保障には様々な制度が複雑な形で存在しますが、本特集では日本の貧困の現状とともに、諸制度・諸政策のあり方を大きな見地から考えていきます。

 

[座談会] 貧困問題の現状とその支援のために
 
 岩田正美(日本女子大学人間社会学部教授)
 大山典宏(埼玉県福祉部社会福祉課保護担当主査)
 竹下義樹(弁護士(つくし法律事務所所属))
 湯浅 誠(反貧困ネットワーク事務局長)
 駒村康平(慶應義塾大学経済学部教授)

[関連記事]

 最低所得保障の国際比較
      山田篤裕(慶應義塾大学経済学部准教授)

 

 最低所得保障をめぐる論点――生活保護、ベーシック・インカム、基礎年金の限界
      四方理人(慶應義塾大学先導研究センター研究員)

 

◆年頭の挨拶
 
 学問による貢献
清家 篤 (慶應義塾長)
 

 
 慶應義塾維持会
母校を思う塾員と篤志家の皆様により、義塾の教育研究活動を財政支援する目的で設立された一世紀余の歴史を有する組織です。
会員の皆様にはご加入期間『三田評論』を贈呈いたします。
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慶應義塾史跡めぐり
 


 早慶野球戦中断

明治三十九(一九〇六)年十一月、早慶両校の応援団の異様な過熱ぶりに試合続行が不可能となり、以後二十年間、早慶戦は長い中断を余儀なくされてしまう。その経緯を『時事新報』では以下のように記述している。「早大、慶應野球の無期延期 慶應義塾野球部と早稲田大学野球部との競技試合は、第一回は慶應方の勝ち、第二回は早稲田方の勝ちとなり、いよいよ十一日を以って第三回を慶應方運動場に開き、両校選手の決勝試合を行うはずなりしかば当日の状況こそ定めて壮観なるべしと人々も期待し、殊にその所属学校の生徒は…… 

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 次号予告
2011年3月号 No.1143

◆特集◆
日本社会におけるダイバーシティー

 
 前号紹介
三田評論1月号 No.1141

◆特集◆
これからの慶應義塾

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KEIO BOOK CLUB

塾員専用の読書クラブ「KEIO BOOK CLUB」
オープン! 読書に嬉しい特典を揃えましたので
慶應義塾大学卒業生は、ぜひご登録ください。
運営:慶應義塾大学出版会

◆その他の企画
<話題の人>
国際ペン専務理事に就任 堀 武昭さん   国際ペン専務理事に就任
  堀 武昭さん
 
インタビュアー
荒井嘉彦(元千代田火災海上保険副社長・塾員)

 昨年、欧米人以外ではじめて「国際ペン」の専務理事に就任し、世界を舞台に活躍されている堀さんにお話しを伺いました。幼少時から横浜で国際感覚を身に付けて育ち、持ち前の抜群の行動力をもって様々な仕事を進めてきた堀さんのこれからの活躍は、日本のみならずアジアの作家たちからも期待を持たれているようです。
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<三人閑談>
温泉はいいな
  松田忠徳(札幌国際大学観光学部教授)
  小池静一(NHKエンタープライズ・エグゼクティブ・プロデューサー・塾員)

  斎藤慶典(慶應義塾大学文学部哲学専攻教授・塾員)


 「冬は温泉が一番」「日本人はやっぱり温泉」など、われわれはよく言っていますが、一方、その温泉のことをどれだけ正しく知っているでしょうか。温泉医学、温泉文化論、戦国武将と温泉の関係から正しい入浴方法まで、温泉の見方がガラリと変わる、瞠目の閑談です。
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<巻頭随筆 丘の上>
 池田真朗、石森久嗣、亀井昭伍、佐藤美智子
 

<連載>
 KEIO MONO MUSEUM24
 富田正文の『福澤諭吉全集』(解説 都倉武之)
  
 現代に生きる福澤諭吉のことば その54
大久保忠宗
大澤輝嘉
 

<その他>
 講演録
土屋賢二
 塾員クロスロード
三宅祐輔、間下直晃
 Researcher's Eye

佐々木俊一郎、小國健二、朴 順禮

 執筆ノート

『花と果実の美術館――名画の中の植物』
小林賴子

『茶――利休と今をつなぐ』
千 宗屋

ダンスは国家と踊る
――フランスコンテンポラリー・ダンスの系譜

岩下 綾(共訳)

 社中交歓(福)

山田辰雄、山下輝彦、嶋村初吉、立川談慶

<追想>
 名誉教授佐藤保君を悼む
    ――自問自答の学者

浜田文雅

<KEIO Report>
 自由闊達な学風の発展的継承
 ――女子高等学校創立六十周年

山本正身

 

 
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読者の皆様へご案内します。

慶應義塾幼稚舎の体験した戦争の記録


慶應義塾幼稚舎疎開学園の記録 上
慶應義塾幼稚舎疎開学園の記録 上
慶應義塾幼稚舎「疎開学園の記録」編集委員会 編

慶應義塾幼稚舎の体験した戦争の記録。幼稚舎に残る史料を再構成して上下2巻にまとめる。

 

「善を行うに勇なれ」


回想 慶應義塾 鳥居 泰彦 著
伝記 小泉信三
神吉 創二 著

塾長として戦時の慶應義塾を守り、戦後は文筆家として日本の幅広い層に影響与え、今上天皇の皇太子時代の御教育常時参与として世に知られる小泉信三。その生涯を、平易な文体で描いた待望の伝記。

詳細はこちら
 

元幼稚舎長にして
稀代の教育者
吉田小五郎が綴る
珠玉の随筆選


回想 慶應義塾 鳥居 泰彦 著
吉田小五郎随筆選
(全3巻+別冊)
吉田 小五郎 著

 元慶應義塾幼稚舎長吉田小五郎の名随筆を新編集で3巻に収める。多くの教え子に慕われた教育者として、日本を代表するキリシタン史研究者として、「民藝運動」に関わった美術品蒐集家として、培った観察眼とその描写は、時代を超えて読む者を惹きつける。没後30年を期に刊行!

詳細はこちら
 

元慶應義塾長が紐解く
歴代塾長の足跡


回想 慶應義塾 鳥居 泰彦 著
回想 慶應義塾
鳥居 泰彦 著

世紀の転換期に慶應義塾長を務め、その後も文部科学省中央教育審議会の初代会長を務めるなど、教育行政に長年関わってきた鳥居泰彦氏による慶應義塾の歴史叙述!

詳細はこちら
 

「三田評論」連載の「慶應義塾 史跡めぐり」が、
福澤先生の史跡をまとめて1冊の本になりました!

 

福澤諭吉 歴史散歩 加藤 三明 著 山内 慶太 著 大澤 輝嘉 著
福澤諭吉 歴史散歩
加藤三明 著
山内慶太 著
大澤輝嘉 著

『福翁自伝』に沿いながら、中津・大阪・東京・ロンドン・パリなどの福澤先生ゆかりの地を辿り、彼が生きた時代の背景を知ることができる一冊。

詳細はこちら
 

あの、名講義・名講演が
いまCDで甦る!


小泉信三「福澤諭吉を語る」 小泉 信三 講演
小泉信三「福澤諭吉を語る」
小泉 信三 講演より

昭和33年〜40年の「福澤先生と近代日本」「福澤諭吉と北里柴三郎」「私の読書歴」「スポーツが与える三つの宝」の小泉信三の4つの講演を3巻組のCDに収録。その声を初めて聞く方にも最適な小泉信三入門。

詳細はこちら
 
CDシリーズ 慶應義塾の名講義・名講演として、西脇順三郎「最終講義」も発売中です。
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