▼慶應義塾幼稚舎の体験した戦争の記録。
70年前、慶應義塾幼稚舎の生徒は、親元を離れ、伊豆修善寺さらには青森木造へと疎開した。育ち盛りの中、食料難に苦しみ、敵機に脅えながらも元気に活動する生徒と、それを励ます教員の姿を、数々の貴重な証言をもとに描き出す。幼稚舎に残る史料を再構成して上下2巻にまとめる。
序 大島誠一
第一章 『稿本 慶應義塾幼稚舎史』より 疎開学園 吉田小五郎
第二章 『幼稚舎の歴史』より 疎開学園 吉田小五郎
第三章 『仔馬』第六巻第五号(通巻三十五号)疎開特集号より あの頃 伴田 秋子 十年前のこと 岡野 敏成 疎開の想い出 宮島 貞亮 今はむかしの物語 T ――幼稚舎疎開學園の思出(座談会) 増田 隆正 芳野 一夫 赤須 東俶 国枝 夏夫 ……
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〈慶應義塾幼稚舎「疎開学園の記録」編集委員会〉(いずれも慶應義塾幼稚舎教諭) 加藤三明(代表)、藤本秀樹、杉浦重成、神吉創二、清水久嗣、廣P真治郎、藤澤武志、萩原隆次郎
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