慶應義塾機関誌

 三田評論
  明治31年3月創刊(毎月1回1日発行)
   発行:慶應義塾 編集人:慶應義塾広報室長 編集・制作:慶應義塾大学出版会

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2018年2月号表紙


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第2──三田評論 2016年2月号

   
 

北館

 
慶應義塾史跡めぐり
 
   
   
 

キャンパスの東北側に立つ地上三階、地下二階の北館は、平成六(一九九四)年三月に竣工した。当時は北新館と呼称された建物は、三田キャンパスの久しぶりの新しい建築物だった。この建設計画のため、平成三年秋に学生ホール(山食)と、通路をはさんで向かいあっていた木造平屋の保健管理センター、二階建ての通信教育部とその裏の心理学動物実験室が取り壊された。その跡地および研究室棟の裏手の半面のテニスコートの場所を含めたスペースに、北館は建設された。


二四〇席を有し、三カ国語対応の同時通訳ユニットや一〇〇インチのプロジェクターにグランドピアノを備えた北館ホール、国際会議も行える会議室、パレスホテルが運営するファカルティクラブ(教職員食堂)、学生食堂カフェテリア等、いずれも三田にほしいと切望されていた施設が設けられた。その他、広報室、渉外室、通信教育部等の事務室が入り、三田キャンパスの風景は大きく変貌した感があった。北側のイタリア大使館方面への動線のイメージが変わったことが大きいが、もう一つ理由がある。西校舎建設時に、移転された歴史ある学生ホールの取り壊しにより、戦後の三田のイメージを形づくっていた谷口吉郎設計の建築物がいよいよ第二研究室のみになったということもあった。


また、保健管理センターなどの小ぶりな木造の建物がなくなったこともキャンパスの風貌が変わったと感じられた。当時の「三田評論」には「ビル全体がちょっと高級なイメージ」と評されている。同年六月には、開館記念企画としてアートセンター主催の吉増剛造君と荒木経惟氏による「詩をめぐるコラボレーション」が催された。


ファカルティクラブの窓の外はイタリア大使館の庭の木々が目にやさしく、ランチの時刻は教職員でにぎわい、夕刻は三田会などの立食パーティも頻繁に開催される。またホール、会議室、ファカルティクラブを使用して、シンポジウム等の会場、控え室、レセプション会場と利便性が高まった。ホワイエにはピクチャーレールも備えられ、展示も可能となり、さらに充実したイベント開催ができるようにもなっている。エントランスの脇には保健管理センターが設けられ、健康診断の季節には行列ができる。


北新館の「新」の字が取れたのは二〇〇〇年のこと。新研究室棟も研究室棟と称するように「新」というのは止めようということになったのだが、確か東館の建設に伴ってのことだったと記憶している。いま義塾には「新」と名のつく建物はなくなっている。ちなみに地上三階と書いたが、建築当初は北門に接する階を一階とし、地上四階と称していた。 (広報室 石黒敦子)

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第3回
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