慶應義塾機関誌

 三田評論
  明治31年3月創刊(毎月1回1日発行)
   発行:慶應義塾 編集人:慶應義塾広報室長 編集・制作:慶應義塾大学出版会

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第10──三田評論 2016年11月号

   
 

創想館

 
慶應義塾史跡めぐり
 
   
   
 

 創想館はガラス張りのオーバル(楕円)ドーム構造を組み合わせた地上七階地下二階の建物である。この外観の特徴とキャンパス正面入口に位置することから、二〇〇〇年一月の竣工以来、矢上台のシンボルとなっている。楕円には二つの焦点があるが、これを「社会からの中立性」と「社会へのコミット」という大学の二つの役割に重ね、そのバランスの重要さを理念として表現している。

 このオーバル部分は一階から六階までの吹き抜け構造となっており、DNAのらせん構造を模した光のモニュメントが設置されている。石井幹子氏のデザインによるもので、外壁、オーバル外部の床面、七階フォーラムに埋め込まれた光のメッセージと合わせて、アートとテクノロジーが融合した未来と新しい時代の大学のプレゼンスを表している。

 創想館の建設計画は学部学科改組(一九九六年)や大学院組織改組(二〇〇〇年)、慶應義塾先端科学技術研究センター(KLL)の開設(二〇〇〇年)をはじめとする理工学部・大学院理工学研究科の総合変革の議論とともに年月をかけて構想が練られた。この「創想館」という名前には、人間の偉大な能力である「創造(creation)力」と「想像(imagination)力」によってこの総合変革の理念を実現し、大学の使命を果たすための拠点、という意味が込められている。

 KLLは創想館と同時に生まれ、産官学連携活動を推進・支援する組織として発展してきた。これまで多くのプロジェクトが創想館を中心としたスペースで推進され、その成果が発信された。そして現在では、数理科学科、生命情報学科の教育研究拠点にもなり、さまざまな分野の教員、学生が行き交っている。

 さらに創想館は共通利用の場(コモンプレース)とオープンスペースを基調とした多様な機能を持つ総合的な建物となっている。一階には理工学メディアセンター(松下記念理工学図書館)の開放的で静かな空間が広がり、学生コミュニケーションルームは自由な語らいの場となっている。二階以上には大小さまざまなセミナールームやディスカッションスペース、地階には数百人規模の会議やシンポジウムを行うことができるマルチメディアルーム、理工学インフォメーションテクノロジーセンター(ITC)がある。

(理工学部総務課長 尾崎友博)

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