慶應義塾機関誌
明治31年3月創刊(毎月1回1日発行) 発行:慶應義塾 編集人:慶應義塾広報室長 編集・制作:慶應義塾大学出版会
No.1190 2015年6月号
人工知能と人間の未来
プロの将棋棋士に勝ったり、全米クイズ王を破ったり、自動運転の車が登場したり……、と人工知能(AI)が注目されています。近い将来人工知能は人間の知的能力を凌駕してしまうのではないか? このような心配もあるなか、人間と人工知能のつきあい方、社会と人工知能の関係を今から考えておいたほうが賢明なようです。様々な角度から人工知能が社会に及ぼす影響、その可能性を探る特集です。
人工知能の現在──何ができ、何ができないか 松原 仁(公立はこだて未来大学システム情報科学部教授、人工知能学会会長)
質問応答システムWatsonと人工知能の実用化 武田浩一(日本アイ・ビー・エム株式会社東京基礎研究所 技術理事)
李朝後期時代に、日本を範に朝鮮の近代化を図ろうとした金玉均(キムオクキュン)は、一八五一年二月二十三日、忠清南道公州市で生まれる。…
◆特集◆ 広がるショッピングモール
◆特集◆ 「幸せ」を考える
塾員専用の読書クラブ「KEIO BOOK CLUB」が オープン! 読書に嬉しい特典を揃えましたので 慶應義塾大学卒業生は、ぜひご登録ください。 運営:慶應義塾大学出版会
土岐小百合(アーティスト・塾員) 江口惠津子(株式会社ヴェルディッシモ代表取締役・塾員) 山崎信寿(慶應義塾大学名誉教授)
解説 阿久沢武史
高丸 慶
鬼頭 宏、鈴木義信、吉増剛造、渡邊満子
朝比奈あすか
佐藤サアラ、藤澤大介、伊藤貴昭
『フランス流テロとの戦い方 ──全仏370万人「私はシャルリ」デモの理由』 山口昌子
『未完の平成文学史──文芸記者が見た文壇30年』 浦田憲治
『ノー・タイム・トゥ・ルーズ──エボラとエイズと国際政治』 樽井正義(共訳)
『ヨーロッパとはどこか──統合思想から読む二〇〇〇年の歴史』 中嶋洋平
小林素文、鶴原暁生、飯島世栄子、フェルナンド・チャリス
慶應義塾幼稚舎の体験した戦争の記録
慶應義塾幼稚舎の体験した戦争の記録。幼稚舎に残る史料を再構成して上下2巻にまとめる。
「善を行うに勇なれ」
塾長として戦時の慶應義塾を守り、戦後は文筆家として日本の幅広い層に影響与え、今上天皇の皇太子時代の御教育常時参与として世に知られる小泉信三。その生涯を、平易な文体で描いた待望の伝記。
元幼稚舎長にして 稀代の教育者 吉田小五郎が綴る 珠玉の随筆選
元慶應義塾幼稚舎長吉田小五郎の名随筆を新編集で3巻に収める。多くの教え子に慕われた教育者として、日本を代表するキリシタン史研究者として、「民藝運動」に関わった美術品蒐集家として、培った観察眼とその描写は、時代を超えて読む者を惹きつける。没後30年を期に刊行!
元慶應義塾長が紐解く 歴代塾長の足跡
世紀の転換期に慶應義塾長を務め、その後も文部科学省中央教育審議会の初代会長を務めるなど、教育行政に長年関わってきた鳥居泰彦氏による慶應義塾の歴史叙述!
「三田評論」連載の「慶應義塾 史跡めぐり」が、福澤先生の史跡をまとめて1冊の本になりました!
『福翁自伝』に沿いながら、中津・大阪・東京・ロンドン・パリなどの福澤先生ゆかりの地を辿り、彼が生きた時代の背景を知ることができる一冊。
あの、名講義・名講演が いまCDで甦る!
昭和33年〜40年の「福澤先生と近代日本」「福澤諭吉と北里柴三郎」「私の読書歴」「スポーツが与える三つの宝」の小泉信三の4つの講演を3巻組のCDに収録。その声を初めて聞く方にも最適な小泉信三入門。