慶應義塾機関誌

 三田評論
  明治31年3月創刊(毎月1回1日発行)
   発行:慶應義塾 編集人:慶應義塾広報室長 編集・制作:慶應義塾大学出版会

 
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2012年3月号
 

No.1155 2012年4月

  特集
いま読み直す『学問のすゝめ』
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毎月1回1日発行
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◆特集

いま読み直す『学問のすゝめ』

 
〈座談会〉ワクワク、ドキドキ『学問のすゝめ』
林 宗 元(韓国関東大学校名誉教授)
齋藤  孝(明治大学文学部教授)
御船  純(日本銀行国際局企画役・塾員)
西澤 直子(慶應義塾福澤研究センター教授)
小室 正紀(慶應義塾大学経済学部教授)
 

福澤諭吉の代表作で誰もがその書き出しを知っている『学問のすゝめ』ですが、読み通したことはありますか?『学問のすゝめ』には冒頭の一句だけでなく、現代を生きる我々の指針となる言葉が溢れ、しかもそれがとびきり面白いのです。全十七編からなる福澤諭吉の思想のエッセンスが詰め込まれた『すゝめ』が、必ず読みたくなる特集です。

 
〈関連記事〉

入門・『学問のすゝめ』――その成立と内容と
岩谷十郎 (慶應義塾大学法学部教授)

福澤諭吉先生へ――訳者からの手紙
佐藤きむ(元弘前大学教育学部助教授、『学問のすすめ』―角川学芸出版―訳者)

 
私の『学問のすゝめ』
 

「学者何を目的として 学問に従事するや」
磯田道史 (静岡文化芸術大学准教授―日本史―・塾員)

『学問のすゝめ』を塾生の必修科目へ
神野信郎 (豊橋三田会会長、福澤先生研究会 OB会会長・慶應義塾評議員)

「人にして人を毛嫌いする勿(なか)れ」
神津卓雄(三井住友銀行人材開発部部長・塾員)

福澤諭吉から学んだ「ものごとのすゝめ」
坂本慎一(PHP研究所主任研究員)

反常識のすゝめと福澤の人望論
坂本達哉 (慶應義塾大学経済学部教授)

私の指針となる一節
高石官均(慶應義塾大学医学部腫瘍センター副センター長、専任講師)

「疑の世界に真理多し」
中村宗悦(大東文化大学経済学部長・教授)

襟を正す
永山 治 (中外製薬株式会社代表取締役会長(CEO)・慶應義塾評議員)

 

 
 慶應義塾維持会
母校を思う塾員と篤志家の皆様により、義塾の教育研究活動を財政支援する目的で設立された一世紀余の歴史を有する組織です。
会員の皆様にはご加入期間『三田評論』を贈呈いたします。
→詳細はこちら
 
慶應義塾史跡めぐり
 

福澤先生は、文久二(一八六二)年、遣欧使節の一員として渡欧し、フランス(パリ)、イギリス(ロンドン)オランダ(ハーグ等)を経て、プロシアに入った。ケルンを経由してベルリンに到着した一行は、ロシアのサンクト・ペテルブルクに向けて出発するまでの二週間余、ここに滞在した。旧暦六月二十二日から七月十日、新暦に改めると七月十八日から八月五日の間である・・・

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 次号予告
2012年5月号 No.1156

◆特集◆
日本企業のガバナンス

 
 前号紹介
2012年3月号 No.1153

◆特集◆
3・11後の技術者倫理

前号表紙
 
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KEIO BOOK CLUB

塾員専用の読書クラブ「KEIO BOOK CLUB」
オープン! 読書に嬉しい特典を揃えましたので
慶應義塾大学卒業生は、ぜひご登録ください。
運営:慶應義塾大学出版会

講演録

日本の対外言語戦略について
――言語力こそ武力なき日本を守る「武器」だ

 
鈴木孝夫(慶應義塾大学名誉教授)
 
 

◆その他の企画
<話題の人
大河ドラマ「平清盛」の音楽を担当
   
吉松 隆さん  吉松 隆さん
 (作曲家・特選塾員)
 
 インタビュアー
 池田幸弘(慶應義塾大学経済学部教授)
   
本年の大河ドラマ「平清盛」のテーマ音楽は耳にしていると思います。その作曲者、吉松隆さんは慶應高校時代からほぼ独学で作曲を学び、クラシックのみならずロックやジャズから影響を受けたその音楽は実に多様で、昨今存在感はとみに増しています。「クラシックの歴史は終わっている」と断言する吉松さんの独特の音楽観がよくわかるインタビューです。
   
   
<三人閑談>
漢詩を愉しむ

海江田万里(民主党衆議院議員、衆議院財務金融委員長・塾員)
金文京  (京都大学人文科学研究所教授・塾員)
竹中淑子 (慶應義塾大学名誉教授・塾員)


昔から日本人に親しまれてきた漢詩ですが、学生時代に漢文を習って以来ご無沙汰、という方も多いかもしれません。福澤諭吉もつくっていたこの漢詩とは、いったいどんなものなのか。日頃から趣味で、仕事で漢詩をつくる3人による愉しいおしゃべり。これを読むと、あなたも漢詩をつくりたくなること間違いなし!
 
<連載>
 KEIO MONO MUSEUM37  
  緒方洪庵形見の硯箱

解説 都倉武之

 現代に生きる福澤諭吉のことば その67
大久保忠宗
山内慶太
 

<その他>
 丘の上

小林祥泰、堀口香代子、山口昌子

 講演録

鈴木孝夫

 演説館

大島 拓

 塾員クロスロード

野田健太郎

 Researcher's Eye

吉原直樹、横大道 聡、風神佐知子

 執筆ノート

『名画が愛した女たち――画家とモデルの物語』 木島俊介

『熊野鬼伝説――坂上田村麻呂  英雄譚の誕生』 桐村英一郎

『クール革命――貧困・教育・独裁を解決する「ソーシャル・キュア」』 (ティナ・ローゼンバーグ著)小坂恵理(訳)

 社中交歓(散歩)

前田富士男、真下美弥子、谷口洋基、久保田祐佳

 追想

石井康史君の思い出/ 勝川史憲
高橋良子先生を悼む/ デビッド・フリードマン

 時は過ぎゆく

我が心の師 松平康隆監督に捧ぐ/中野泰三郎

   
   
 
 

 
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読者の皆様へご案内します。

慶應義塾幼稚舎の体験した戦争の記録


慶應義塾幼稚舎疎開学園の記録 上
慶應義塾幼稚舎疎開学園の記録 上
慶應義塾幼稚舎「疎開学園の記録」編集委員会 編

慶應義塾幼稚舎の体験した戦争の記録。幼稚舎に残る史料を再構成して上下2巻にまとめる。

 

「善を行うに勇なれ」


回想 慶應義塾 鳥居 泰彦 著
伝記 小泉信三
神吉 創二 著

塾長として戦時の慶應義塾を守り、戦後は文筆家として日本の幅広い層に影響与え、今上天皇の皇太子時代の御教育常時参与として世に知られる小泉信三。その生涯を、平易な文体で描いた待望の伝記。

詳細はこちら
 

元幼稚舎長にして
稀代の教育者
吉田小五郎が綴る
珠玉の随筆選


回想 慶應義塾 鳥居 泰彦 著
吉田小五郎随筆選
(全3巻+別冊)
吉田 小五郎 著

 元慶應義塾幼稚舎長吉田小五郎の名随筆を新編集で3巻に収める。多くの教え子に慕われた教育者として、日本を代表するキリシタン史研究者として、「民藝運動」に関わった美術品蒐集家として、培った観察眼とその描写は、時代を超えて読む者を惹きつける。没後30年を期に刊行!

詳細はこちら
 

元慶應義塾長が紐解く
歴代塾長の足跡


回想 慶應義塾 鳥居 泰彦 著
回想 慶應義塾
鳥居 泰彦 著

世紀の転換期に慶應義塾長を務め、その後も文部科学省中央教育審議会の初代会長を務めるなど、教育行政に長年関わってきた鳥居泰彦氏による慶應義塾の歴史叙述!

詳細はこちら
 

「三田評論」連載の「慶應義塾 史跡めぐり」が、
福澤先生の史跡をまとめて1冊の本になりました!

 

福澤諭吉 歴史散歩 加藤 三明 著 山内 慶太 著 大澤 輝嘉 著
福澤諭吉 歴史散歩
加藤三明 著
山内慶太 著
大澤輝嘉 著

『福翁自伝』に沿いながら、中津・大阪・東京・ロンドン・パリなどの福澤先生ゆかりの地を辿り、彼が生きた時代の背景を知ることができる一冊。

詳細はこちら
 

あの、名講義・名講演が
いまCDで甦る!


小泉信三「福澤諭吉を語る」 小泉 信三 講演
小泉信三「福澤諭吉を語る」
小泉 信三 講演より

昭和33年〜40年の「福澤先生と近代日本」「福澤諭吉と北里柴三郎」「私の読書歴」「スポーツが与える三つの宝」の小泉信三の4つの講演を3巻組のCDに収録。その声を初めて聞く方にも最適な小泉信三入門。

詳細はこちら
 
CDシリーズ 慶應義塾の名講義・名講演として、西脇順三郎「最終講義」も発売中です。
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