慶應義塾機関誌
明治31年3月創刊(毎月1回1日発行) 発行:慶應義塾 編集人:慶應義塾広報室長 編集・制作:慶應義塾大学出版会
◆KEIO PHOTO REPORT
“文化と外交”を考える
昨今、「パブリック・ディプロマシー」という言葉を新聞等でもよく見かけます。広報文化外交と訳されることが多いですが、広い意味での文化の力によって、他国の人々を惹きつけることのようです。“クール・ジャパン”と呼ばれるものもこれに当たりますが、本特集では、この概念を分かりやすく掘り下げ、他国との比較も通して、より日本の文化の力を発揮し、外交の力となるための課題を考えていきます。
中国の広報文化戦略 ── そのプレゼンスと重い課題 青山瑠妙(早稲田大学教育・総合科学学術院教授・塾員)
韓国の文化外交と日韓関係 澤田克己(毎日新聞ソウル支局記者・塾員)
平和構築メカニズムとしての文化活動の可能性と課題 福島安紀子(青山学院大学国際交流共同研究センター研究員)
北里柴三郎は、嘉永五年十二月二十日(一八五三年一月二十九日)に肥後国阿蘇郡小国郷北里村(現熊本県阿蘇郡小国町大字北里)の代々総庄屋をつとめた北里氏の分家に、父北里惟信の長男として生まれた。・・・
◆特集◆ KBS50年を迎えて
◆特集◆ スポーツビジネスの未来
塾員専用の読書クラブ「KEIO BOOK CLUB」が オープン! 読書に嬉しい特典を揃えましたので 慶應義塾大学卒業生は、ぜひご登録ください。 運営:慶應義塾大学出版会
森光康次郎(お茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究科准教授) 矢花葉子(エスビー食品株式会社勤務・塾員) 神田さやこ(慶應義塾大学経済学部准教授)
解説 都倉武之
川上宗雪、猿谷紀郎、下高原正人、関谷 巖
山田 悟
赤川 薫、中西香菜
村山達也、近藤太郎、竹村研治郎
『会社員とは何者か? ── 会社員小説をめぐって』 伊井直行
『香料植物』 (ものと人間の文化史159) 吉武利文
『日本レスリングの物語』 柳澤 健
『コモディティ戦争──ニクソン・ショックから四十年』 阿部直哉
『未完のファシズム──「持たざる国」日本の運命』 片山杜秀
近森 正、井上秀樹、濱田典保、土居丈朗
慶應義塾幼稚舎の体験した戦争の記録
慶應義塾幼稚舎の体験した戦争の記録。幼稚舎に残る史料を再構成して上下2巻にまとめる。
「善を行うに勇なれ」
塾長として戦時の慶應義塾を守り、戦後は文筆家として日本の幅広い層に影響与え、今上天皇の皇太子時代の御教育常時参与として世に知られる小泉信三。その生涯を、平易な文体で描いた待望の伝記。
元幼稚舎長にして 稀代の教育者 吉田小五郎が綴る 珠玉の随筆選
元慶應義塾幼稚舎長吉田小五郎の名随筆を新編集で3巻に収める。多くの教え子に慕われた教育者として、日本を代表するキリシタン史研究者として、「民藝運動」に関わった美術品蒐集家として、培った観察眼とその描写は、時代を超えて読む者を惹きつける。没後30年を期に刊行!
元慶應義塾長が紐解く 歴代塾長の足跡
世紀の転換期に慶應義塾長を務め、その後も文部科学省中央教育審議会の初代会長を務めるなど、教育行政に長年関わってきた鳥居泰彦氏による慶應義塾の歴史叙述!
「三田評論」連載の「慶應義塾 史跡めぐり」が、福澤先生の史跡をまとめて1冊の本になりました!
『福翁自伝』に沿いながら、中津・大阪・東京・ロンドン・パリなどの福澤先生ゆかりの地を辿り、彼が生きた時代の背景を知ることができる一冊。
あの、名講義・名講演が いまCDで甦る!
昭和33年〜40年の「福澤先生と近代日本」「福澤諭吉と北里柴三郎」「私の読書歴」「スポーツが与える三つの宝」の小泉信三の4つの講演を3巻組のCDに収録。その声を初めて聞く方にも最適な小泉信三入門。