文化大革命の後、改革開放の道を歩む中国。 大国となった中国が抱える問題群の起源を、 一九七〇年代末の転換期に求め、「社会」「政治」「経済」「外交・軍事・安全保障」を 軸として多角的に再検討し、現代中国を立体的に分析する論考集。
はじめに
第一部 変化する社会とその原点
第一章 中国における階級概念の変遷―毛沢東から華国鋒へ― 家近亮子 はじめに 一 毛沢東の階級概念 二 毛沢東の死直後の権力概念 おわりに―華国鋒の再評価
第二章 中国農村における組織化の展開―連続性の視点から― 鄭 浩瀾 はじめに 一 農村組織化の連続性 二 農村組織化の展開とその問題点 おわりに
第三章 中国キリスト教の五〇年代と七〇年代―退行≠ニ非退行=@田島英一 はじめに 一 中国共産党にと ……
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【編者】 加茂具樹(かも ともき) 慶應義塾大学総合政策学部准教授兼政策・メディア研究科委員。 1972年生まれ。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科博士課程修了、博士(政策・メディア)。
飯田将史(いいだ まさふみ) 防衛省防衛研究所主任研究官。 1972年生まれ。スタンフォード大学東アジア論修士、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科博士課程単位取得退学。
神保謙(じんぼ けん) 慶應義塾大学総合政策学部准教授兼政策・メディア研究科委員。 1974年生まれ。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科博士課程修了、博士(政策・メディア)。
【各章の著者】
加茂具樹 慶應義塾大学総合政策学部准教授兼政策・メディア研究科委員 家近亮子 敬愛大学国際学部教授 鄭 浩瀾 フェリス女学院大学国際交流学部准教授 田島英一 慶應義塾大学総合政策学部教授兼政策・メディア研究科委員 小山三郎 杏林大学外国語学部教授 王 雪萍 東京大学教養学部講師 嵯峨 隆 静岡県立大学国際関係学部教授 高原明生 東京大学大学院法学政治学研究科教授 磯部 靖 慶應義塾大学法学部准教授 松田康博 東京大学東洋文化研究所准教授 川島 真 東京大学大学院総合文化研究科准教授 駒形哲哉 慶應義塾大学経済学部教授 大島一二 桃山学院大学経済学部教授 安田 淳 慶應義塾大学法学部教授 飯田将史 防衛省防衛研究所主任研究官 神保 謙 慶應義塾大学総合政策学部准教授兼政策・メディア研究科委員 増田雅之 防衛省防衛研究所主任研究官
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