現在中国において、共産党一党支配を支えるのはもはや組織力・イデオロギーではなく、急な経済成長である。 しかし、その経済成長を生み出している制度は、政治の介入を認めた「社会主義経済」であり、すでに大きな矛盾を生みだしつつある。それに対する有効な方策は、透明性をもつ市場経済体制の確立、その土台となる民主的な政治制度の確立という根本的な体制転換、つまり改革・開放の最終段階に現在の共産党体制自身が踏み込むことしかないのである。 この矛盾、問題、その解決へ向けての取り組みを、政治・経済・外交の3分野で分析し、中国のガバナンス(治理)を解き明かす。
アジア経済 2007年2月号 「書評」欄(86頁)で紹介されました。 外交フォーラム 2007年2月号 「書評」欄(88頁)で紹介されました。 中国研究月報 2006年12月号 「書評」欄(47頁)で紹介されました。 出版ニュース 2006年11月上旬号 「ブックガイド」欄(24頁)で紹介されました。 熊本日日新聞・徳島新聞・信濃毎日新聞 2006年10月8日 「書評」欄で紹介されました。 河北新報・北國新聞 2006年10月1日 「書評」欄で紹介されました。 福島民報 2006年9月30日 「書評」欄で紹介されました。 日本経済新聞 2006年9月24日 「書評」欄で紹介されました。
日本経済新聞 2006年9月24日 「書評」欄で紹介されました。
総論 中国の統治能力 国分 良成
<政治分析> 第1章 中国共産党 高橋 祐三 第2章 政治社会意識 段 瑞聡 第3章 中央・地方関係 磯部 靖 第4章 全国人民代表大会 加茂 具樹 第5章 官僚組織 林 秀光 第6章 人民解放軍と党軍関係 安田 淳 第7章 都市政治 小嶋華津子 第8章 農村政治 ……
著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。
国分良成(こくぶん りょうせい) 慶應義塾大学法学部教授 兼グローバルセキュリティ研究所上席研究員
高橋祐三(たかはし ゆうぞう) 東海大学教養学部助教授
段 瑞聡(だん ずいそう) 慶應義塾大学商学部助教授
磯部 靖(いそべ やすし) 長崎外国語大学外国語学部助教授
加茂具樹(かも ともき) 慶應義塾大学法学部専任講師
林 秀光(りん しゅうこう) 慶應義塾大学法学部助教授
安田 淳(やすだ じゅん) 慶應義塾大学法学部教授 小嶋華津子(こじま かずこ) 筑波大学人文社会科学研究科講師
中岡まり(なかおか まり) 常磐大学国際学部専任講師
星野昌裕(ほしの まさひろ) 静岡県立大学国際関係学部助教授 関 志雄(かん しゆう) 野村資本市場研究所シニアフェロー
桑田良望(くわた よしもち) みずほ総合研究所理事
細川美穂子(ほそかわ みほこ) みずほ総合研究所研究員
佐々木智弘(ささき のりひろ) アジア経済研究所副主任研究員
柯 隆(か りゅう) 富士通総合研究所上席主任研究員
大島一二(おおしま かずつぐ) 東京農業大学国際食料情報学部教授
田村幸士(たむら こうじ) 三菱商事経営企画部次長
東 伸行(ひがし のぶゆき) 国際協力銀行エネルギー担当特命駐在員
青山瑠妙(あおやま るみ) 早稲田大学教育・総合科学学術院助教授
前田宏子(まえだ ひろこ) PHP総合研究所研究員 清水美和(しみず よしかず) 東京・中日新聞編集委員
松田康博(まつだ やすひろ) 防衛研究所主任研究官
徐 承元(そう すんうぉん) 関東学院大学法学部教授
昇 亜美子(のぼり あみこ) 日本学術振興会特別研究員
山本信人(やまもと のぶと) 慶應義塾大学法学部教授 兼グローバルセキュリティ研究所副所長
今野茂充(こんの しげみつ) 慶應義塾大学グローバルセキュリティ研究所研究員
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