現代中国の外交政策を総合的に分析。
▼中華人民共和国建国から現在に至る外交政策について、実施された「政策」と、それを形成した「体制」の両面から時代を追って丁寧に分析。多角的な視点を取り入れて立体的に描き出す。 ▼中国外交の注目すべき体系的研究。この分野の基本図書となる一冊。
「第24回大平正芳記念賞」の受賞が決まりました。

アジア経済 2009年2月号「書評」(76頁)で紹介されました。

序論 一 中国外交への視点 二 対外政策変動に関する理論的蓄積 三 中国対外政策に関する研究蓄積 四 本書の分析モデルと構成
第一章 中国の政治システムと外交 一 概念整理【1】外交とは――中国における外交学の構築の動向を中心に 二 概念整理【2】「外事」に関する解釈 三 政治システムの中の対外組織の構造と管理運営 四 対外活動を担う重要な対外機構 五 結語――中国の政治システムにおける外交の特徴
第二章 冷戦初期における対外政策 ……
著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。
青山瑠妙(あおやま るみ) 1999年慶應義塾大学大学院法学研究科後期博士課程修了。法学博士。2005〜2006年、スタンフォード大学客員研究員。現在、早稲田大学教育・総合科学学術院教授。専攻は現代中国外交。 近著に、『中国外交の新思考』(共編訳、東京大学出版会、2007年3月)、『新たな地域形成』(共著、岩波書店、2007年6月)、『中国の外交――自己認識と課題』(共著、山川出版社、2007年8月)などがある。
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