現代中国の外交
序論 一 中国外交への視点 二 対外政策変動に関する理論的蓄積 三 中国対外政策に関する研究蓄積 四 本書の分析モデルと構成
第一章 中国の政治システムと外交 一 概念整理【1】外交とは――中国における外交学の構築の動向を中心に 二 概念整理【2】「外事」に関する解釈 三 政治システムの中の対外組織の構造と管理運営 四 対外活動を担う重要な対外機構 五 結語――中国の政治システムにおける外交の特徴
第二章 冷戦初期における対外政策 一 建国前後の中国を取り巻く国際環境 二 新中国の外交政策の形成 三 建国初期の通商政策 四 外交政策の中の台湾政策 五 結語
第三章 高度集権型政策形成・執行体制の確立 一 西側諸国に対する通商政策 二 アフリカに対する対外援助政策 三 結語
第四章 文革・米中緊張緩和と高度集権型の融解 一 文化大革命と党・国家外交体制 二 米中接近と対外政策 三 結語
第五章 行政・解放軍の改革と冷戦後の対外政策 一 対外問題にかかわる行政改革 二 外交官リクルート・養成システムの改革 三 冷戦後の対外認識と政策 四 結語
第六章 国内外リンケージの中の中国外交 一 中国と国連 二 マルチメディアと対外世論 三 大衆の対外イメージ 四 中国のパブリック・ディプロマシー 五 社会からの圧力への政府対応 六 結語
結論 変貌する中国外交の構造的特徴
あとがき 索引
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