未完のテーマ、文革をいま解き明かす。北京大学での江青夫人の激しい演説、毛沢東、劉少奇、林彪、ケ小平らをめぐる対立と協力、切捨てと保護、激動に巻き込まれそうになりながらも粛々と進められる原水爆実験など、ときに生々しく描写し、ときに複眼的に分析した、画期的論考集。 米国における文革研究の碩学から文革当事者でもある中国在住研究者、そしてポスト文革世代の日本の研究者ら、新旧・内外の人材を結集した「文革」研究の決定版。
中国文化大革命再論 目次
序 章 「歴史」としての文化大革命 第1部 文化大革命の起源と論点 第一章 文化大革命の起源 第二章 北京大学における文化大革命の勃発 第三章 文化大革命における政治的葛藤と社会矛盾 ――三つの対立―― 第2部 中央における文化大革命 第四章 政治権力闘争の展開と軍指導権の掌握 第五章 文化大革命と人民解放軍の近代化 ――軍事訓練にみる軍の機能維持―― 第六章 文化大革 ……
著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。
国分 良成(慶應義塾大学教授) ロデリック・マックファーカー(ハーバード大学教授) 楊 炳章(中国人民大学教授) 印 紅標(北京大学副教授) 唐 亮(横浜市立大学助教授) 安田 淳(慶應義塾大学助教授) 飯塚央子(武蔵野短期大学非常勤講師) 青山瑠妙(早稲田大学助教授) 高橋祐三(東海大学助教授) 小嶋華津子(筑波大学専任講師) 林 秀光(慶應義塾大学専任講師) 高橋祐三(東海大学専任講師) 磯部 靖(長崎外国語大学助教授) 星野昌裕(北九州市立大学助教授) 望月暢子(アイ・エス・エス通訳研修センター講師)
|