井筒俊彦全集 |
全十二巻・別巻/四六判・上製函入 |
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装幀者 中島かほる |
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第一巻 |
『アラビア哲学 一九三五年 ― 一九四八年』 |
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ISBN978-4-7664-2071-5 |
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本体6,000円+税 |
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井筒哲学“萌芽”の時代の著作。第一巻。
▼井筒の詩への若き情熱が感じられる「ぴろそぴあはいこおん」、古典言語論、ロシア人論、そして初期代表著作「アラビア哲学」等、井筒思想の原石がまとめられた一冊。
▼基本的な書誌情報に加えて、井筒と戦前から戦後という時代との関係をまとめた「解題」、多岐にわたる内容をカバーする詳細な「索引」付。 |
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第二巻 |
『神秘哲学 一九四九年 ― 一九五一年』 |
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ISBN978-4-7664-2072-2 |
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本体6,800円+税 |
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▼初期代表著作の『神秘哲学』を収録。その他、初期の思想形成期に特徴的な「詩と哲学」への考察を正面から論じたエッセイなど、井筒の神秘主義の理解を深めるのに必読の著作群を収録。
▼解題では、各著作の基本的な書誌情報に加えて、『神秘哲学』初版と人文書院版、著作集版の間の重要な校異を収録。
▼月報では、安藤礼二、高橋巖、納富信留といった豪華な執筆陣が多角的に『神秘哲学』を論じる。
▼充実した索引付き。 |
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第三巻 |
『ロシア的人間 一九五一年 ― 一九五三年』 |
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ISBN978-4-7664-2073-9 |
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本体6,800円+税 |
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井筒の若きパトス溢れるロシア文学論。
▼初期代表著作の『露西亜文学』『ロシア的人間』を収録。その他、初期の思想形成期に特徴的な「詩と哲学」の関係を論じたエッセイや、井筒の「ロシア」への若き時代のパトスに溢れた著作群を収録。
▼解題では、各著作の基本的な書誌情報に加えて、『ロシア的人間』初版と底本(著作集版)の間の重要な校異を収録。
▼山城むつみ氏、沼野充義氏、谷寿美氏ら豪華執筆陣による月報付。 |
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第四巻 |
『イスラーム思想史 一九五四年 ― 一九七五年』 |
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ISBN978-4-7664-2074-6 |
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本体6,800円+税 |
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日本から世界へ、井筒俊彦の第二期が始まる。
▼著作集、単行本未収録の『研究社世界文学辞典』への執筆項目「アラビア文学」「トルコ文学」「ペルシア文学」から始まり、レバノンやカナダ、ボストンから日本へ宛てた便りなどユニークな著作、そして代表著作『イスラーム思想史』を収録。
▼各著作の基本的な書誌情報に加えて、『イスラーム思想史』の各版の重要な校異を記載。
▼瀬戸内寂聴氏、小杉泰氏といった豪華な月報執筆陣に加え、本巻から井筒俊彦の数多くの著作を担当した元岩波書店編集者合庭惇氏の連載を開始、井筒との日々、その横顔を語る。 |
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第五巻 |
『存在顕現の形而上学 一九七八年 ― 一九八〇年』 |
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ISBN978-4-7664-2075-3 |
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本体6,800円+税 |
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世界から日本へ、井筒哲学第三期が始まる
イランから帰国し、長年に亘る海外での思索が日本語著作として結実する著作群(1978年−1980年)を、発表年月日順に収録しました。
今道友信らとの対談や、イスラーム哲学、禅仏教を論じる著作から、師や朋友を語るエッセイまで、日本語で自らの思想を紡ぎだそうとした第三期初動の巻。
池澤夏樹、山内志朗、合庭惇各氏の豪華な執筆陣による月報付き |
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第六巻 |
『意識と本質 一九八〇年 ― 一九八一年』 |
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ISBN978-4-7664-2076-0 |
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本体6,000円+税 |
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井筒俊彦の最高傑作、いよいよ登場!
▼海外での20年に亙る活動をへて、「東洋思想」の新たな世界を切り拓こうとした主著「意識と本質」を収録。
また、解題では収録作品の基本的な書誌情報に加え、『意識と本質』各版の重要な校異を記す。
▼著作集、単行本未収録の「転変を重ねて」では井筒の意外な一面が語られる。
▼月報は三浦雅士、中根千枝、合庭惇各氏が寄稿、井筒像を多角的に語る。 |
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第七巻 |
『イスラーム文化 一九八一年 ― 一九八三年』 |
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ISBN978-4-7664-2077-7 |
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本体7,800円+税 |
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イスラームという宗教、文化を知るための、最適の書。
▼1981年〜1983年の思索が成熟しつつある時期に書かれた著作群を、発表年月日順に収録。
▼著作集・単行本未収録の「イラン・イスラムの黙示録」は、イランでの生活やホメイニ革命について語る貴重な逸品。旧友や師をセンチメンタルに語るエッセイも収録。
▼月報執筆は、井筒と知己であるヘルマン・ランドルト氏、湯川豊、河合俊雄各氏。 |
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第八巻 |
『意味の深みへ 一九八三年 ― 一九八五年』 |
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ISBN978-4-7664-2078-4 |
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本体6,000円+税 |
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東洋哲学と現代思想を懸け橋する一冊。
▼1983年〜1985年の思索の成熟期に書かれた著作群を、発表年月日順に掲載。
▼単行本・著作集未収録の「『中央公論』と私」を収録。
▼「デリダ論」等の現代思想を展開し、そこから東洋哲学を読み解こうとする野心的な内容。
▼月報執筆は、玄侑宗久(小説家)、島薗進(宗教学者)、野村喜和夫(詩人)各氏。 |
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第九巻 |
『コスモスとアンチコスモス 一九八五年 ― 一九八九年(講演音声CD付き)』 |
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ISBN978-4-7664-2079-1 |
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本体7,000円+税 |
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コトバと存在の深層領域へ――。
▼1985 年〜 1989 年の、井筒円熟期に書かれた著作群を、発表年月日順に掲載。
▼単行本・著作集未収録の『西田幾多郎全集』推薦文、「風景」などを収録。
▼貴重な講演音声 CD 「コスモスとアンティ・コスモス ― 東洋哲学の立場から」付き。
▼月報執筆は、山本芳久(哲学者)、澤井義次(宗教学者)、吉村萬壱(作家)各氏。 |
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★井筒俊彦講演音声CDをご試聴いただけます。 |
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第十巻 |
『意識の形而上学 一九八七年 ― 一九九三年』 |
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ISBN978-4-7664-2080-7 |
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本体 7,800円+税 |
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▼井筒俊彦全集第十巻。一九八七年 ― 一九九三年に書かれた著作を、発表年月日順に収録。
▼生前単行本に収められなかった、アンケート「ギリシア悲劇と私」への回答、「二十世紀日本の読書遍歴」収録。
▼解題では、各著作の基本的な書誌情報に加えて、重要な校異を記す。
▼多岐にわたる内容をカバーする詳細な索引付き。
▼月報は、鏡リュウジ、鎌田繁、駒野欽一各氏による。井筒像を多角的に語る。
▼時代に則した写真を掲載。
▼底本には、著者生前の最終版を使用。 |
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第十一巻 |
『意味の構造 一九九二年』 |
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ISBN978-4-7664-2081-4 |
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本体5,800円+税 |
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井筒俊彦、必読のコーラン論。
▼井筒の代表的英文著作The Structure of the Ethical Terms in the Koran (1959)をもとに、日本向けに改訂された1992年の著作を収録。
▼解題では本著の基本的な書誌情報に加えて、重要な校異を記す。
▼多岐にわたる内容をカバーする詳細な索引付き。
▼月報執筆は、フセイン・ナスル(イスラーム科学史家)、宇野重規(政治学者)、島多代(絵本・児童書研究家)各氏による。井筒像を多角的に語る。
▼時代に則した写真を掲載。
▼底本には、著者生前の最終版を使用。 |
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第十二巻 |
『アラビア語入門』 |
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ISBN978-4-7664-2082-1 |
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本体7,800円+税 |
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井筒俊彦のもう一つの真骨頂である言語論集(1939-55)。
▼井筒哲学の根底を築く、言語へのまなざしが窺える一冊。
▼代表作「アラビア語入門」ほか、「アッカド語」「ヒンドスターニー語」などを収録。
▼月報執筆は、上田閑照(宗教哲学者)、斎藤慶典(哲学研究者)、池内恵(アラブ研究者)各氏。
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別巻 |
『井筒俊彦全集 別巻(講演音声CD付き)』 |
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ISBN978-4-7664-2083-8 |
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本体7,200円+税 |
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『井筒俊彦全集』(全12巻、別巻)完結
▼これまで単行本には収録されることのなかった幻の著作をふくむ18篇を補遺として収録。
▼本全集初公開となる新発見原稿、井筒俊彦訳イブン・アラビーの『叡智の台座』(第一章)」、「東洋哲学の行方を考える」収録。
▼若松英輔氏による年譜ほか、著作目録、総索引など、充実した資料を収録。
▼月報は、ナダール・アルダラン(イラン人建築家)、黒田壽郎(イスラーム学)、互盛央(言語論・思想論)各氏。
▼附録として、高野山大学での1984年の講演音源「言語哲学としての真言」を収録。
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