▼世界的権威による、多くの国で翻訳されているベストセラー。 ▼外交・軍事のみならず、多彩な視点からの背景を解説。 ▼大国に偏らず、世界の各地域の相互の関係をいきいきと明快に描く。
第二次世界大戦後、世界は二極化を経て、なぜ現在のような混迷する時代になったのか――。 国際政治史の世界的権威が、激動の戦後史を外交や軍事のみならず、経済・社会・文化の広い視点からダイナミックに描き出す。日本や中国を含む東アジア地域についての記述を大幅に追加した最新版の翻訳。
歴史と地理・世界史の研究 2019年5月 No.724(p.60)に書評が掲載されました。評者山本勝治氏(東京学芸大学附属国際中等教育学校教諭)です。
図書新聞 第3390号(2019年3月9日号)3面に書評が掲載されました。評者は坂井一成氏(神戸大学教授)です。
外交 2018.12、52号に書評が掲載されました。
日本語版へのまえがき
序 章 第一章:二極化した世界の誕生(1945‐1955年) 第二章:平和共存(1955‐1962年) 第三章:デタントの時代(1962‐1973年) 第四章:不安定化する世界(1973‐1985年) 第五章:二極化した世界の終わり(1985‐1992年) 第六章:新世界秩序の模索(1992‐2001年) 第七章:帝国がつくる無秩序(2001-2008年) 第八章:大国のパワーバランスの変動(2008年-2013年) 第九章:動揺する国際秩序(20 ……
著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。
〔著者〕 モーリス・ヴァイス(Maurice Vaïsse):パリ政治学院名誉教授 1942年生まれ。国防省国防史研究所所長、フランス外務省外交文書編纂委員などを歴任、 レジオン・ドヌール・シュヴァリエ勲章ほか受賞。国際政治への広い視野による著書は高い評価を得てロングセラーとなっている。著書:La Grandeur : La politique étrangère du général de Gaulle (1958-1969) (Paris : Fayard, 1998)、La Puissance ou l’influence ? : La France dans le monde depuis 1958 (Paris : Fayard, 2009 )、ほか多数。
〔監訳者〕 細谷雄一(ほそや ゆういち):慶應義塾大学法学部教授 1971年生まれ。専門:イギリス外交史、国際政治学。 主要著作:『戦後国際秩序とイギリス外交―戦後ヨーロッパの形成 1945〜1951年』(創文社、2001年、サントリー学芸賞)、『倫理的な戦争―トニー・ブレアの栄光と挫折』(慶應義塾大学出版会、2009年、読売吉野作造賞)、『国際秩序―18世紀ヨーロッパから21世紀アジアへ』(中公新書、2012年)、ほか。
宮下雄一郎(みやした ゆういちろう):法政大学法学部教授 1977年生まれ。専門:国際関係史、フランス外交史。 主要著作:『フランス再興と国際秩序の構想―第二次世界大戦期の政治と外交』(勁草書房、2016年、サントリー学芸賞、渋沢・クローデル賞奨励賞)、『複数のヨーロッパ―欧州統合史のフロンティア』(共著、北海道大学出版会、2011年)、ほか。
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