▼現代ロシアの政治を学ぶために、最初に読むべき1冊
わが国にとって、そして世界にとって、ロシアのありようが目まぐるしく変化した最近の10年間についての記述を加えた、待望の第2版。
▼本書の特徴 1. 現代ロシアの政治を理解するために、 @歴史(「歴史編」)、A内政(「政治編」)、B外交(「対外政策編」)の三本の柱を据え、それぞれを9から10の短いトピックにより立体的に記述している。
2. 各トピックは平明な文章で簡潔にまとめられており、現代ロシアの政治を短時間で理解することができる。
3. 巻末の「学習の手引」に挙げられた文献を利用してさらに学習を進めることができる。
はじめに
歴史編 1 自然環境と国土 2 宗教と民族 3 ツァーリ(皇帝)の支配 4 被支配者としてのナロード(民衆) 5 近代化 6 革命 7 スターリン時代 8 フルシチョフとブレジネフ 9 ゴルバチョフの改革 10 ソ連の崩壊
政治編 1 市民生活の傾向 2 経済改革から新政治体制へ 3 一九九三年憲法体制 4 連邦制 5 選挙と政党 6 大統領と立法過程 7 マスメディア 8 ……
著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。
横手 慎二(よこて しんじ) 慶應義塾大学名誉教授 専門分野:ロシア政治外交史 略 歴:1950年生まれ。東京大学大学院社会学研究科国際関係専攻博士課程(1981年単位取得退学)。 主要著作:『スターリン ―― 「非道の独裁者」の実像』中央公論新社、2014年。『日露戦争史 ―― 20世紀最初の大国間戦争』中央公論新社、2005年。『ロシアの政治と外交』放送大学教育振興会、2015年。『東アジアのロシア(現代東アジアと日本)』(編著)慶應義塾大学出版会、2004年。『ロシアの市民意識と政治(叢書・21COE‐CCC多文化世界における市民意識の動態)』(編著)慶應義塾大学出版会、2008年。
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