米国で最も読まれている最新インテリジェンスの入門書。 9・11はなぜ防げなかったのか、イラクに大量破壊兵器があるという情報はどこからどのように発生し伝えられたのか。 これらの問題を解決すべく、米国は2004年にインテリジェンス・コミュニティを改革した。本書はその最新のインテリジェンス・コミュニティについて包括的に解説、さらに情報収集からその分析、カウンターインテリジェンス、政策決定者の役割、インテリジェンスの政治化の課題まで、インテリジェンスのプロセスの重要性をバランスよく理解できる。最新の米国インテリジェンスを知る上で最も評価の高いテキストの初の邦訳。 最終章では、英国、中国、フランス、イスラエル、ロシアのインテリジェンス機関について解説する。
外交 Vol. 09(2011年9月)「ブックレビュー」(152頁)にて紹介されました。
文藝春秋 2011年8月号「今月買った本(池上彰)」(468頁)にて紹介されました。
週刊 東洋経済 2011年7月30日号「Review」(128頁)にて紹介されました。
監訳者まえがき 序文
第1章 「インテリジェンス」とは何か なぜ、われわれはインテリジェンス機関を持つのか インテリジェンスとは何についてのものか
(コラム)2001年9月11日のテロ攻撃:真珠湾攻撃の再現か? 政策とインテリジェンス:厳格な分離 「そして、あなたがたは真理を知るであろう」 インテリジェンスの実用的な概念
第2章 米国インテリジェンスの発展 主なテーマ 歴史上の主要な展開
第3章 米国インテリジェンス・コミュニティ インテ ……
著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。
著者 マーク・M・ローエンタール(Mark M. Lowenthal) ブルックリン大学卒業、ハーバード大学博士(歴史学)。 米国議会調査局、国務省情報調査局課長・次官補代理、下院情報委員会事務局長、中央情報長官室などを経て、中央情報庁(CIA)長官補(分析・生産担当、2002―2005年)。同時期に、国家情報会議副議長。その間、コロンビア大学や ジョンズ・ホプキンス大学で客員教授としてインテリジェンス関係の講義を担当。現在、米国インテリジェンス・安全保障アカデミー会長。主要著作:The U.S. Intelligence Community: An Annotated Bibliography (Routledge,1994), U.S. Intelligence: Evolution and Anatomy (Praeger Paperback, 1992) など。
監訳者 茂田 宏(しげた ひろし) 1942年生まれ。東京大学中退。1965年外務省入省。外務省国際情報局長、総理府国際平和協力本部事務局長、イスラエル大使、テロ対策担当大使などを経て退官後、東京大学、拓殖大学、同志社女子大客員教授を歴任。主要著作:(編著書)『日露(ソ連)基本文書・資料集』(ラヂオプレス/RPプリンティング、2003年)、(訳書)『米ソ核軍縮交渉』(サイマル出版会、1990年)など。
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