情報による安全保障
ネットワーク時代のインテリジェンス・コミュニティ
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情報通信技術の発展によってネットワーク化が進んだ国際社会の中で、インテリジェンス・コミュニティは国家の平和と繁栄の維持のためにいかに活動すべきか。
ギーク(geek:オタク)が作り出してきたデジタル情報とネットワークという視点から、インテリジェンス・コミュニティ(情報機関・諜報機関)の活動を捉えなおす。 デジタル技術やインターネットがインテリジェンス・コミュニティに与える影響を考察し、具体的に9.11テロやイラク戦争における事例をもとに、検証を試みる、気鋭の研究書。
1 ギークが変える技術フロンティア 2 インテリジェンス・コミュニティと安全保障 1 インテリジェンスの意味 2 インテリジェンス・サイクル 3 情報と戦略 4 情報とパワー
3 インターネット・コミュニティと自由 1 インターネットの夜明け 2 インターネット・コミュニティ 3 インターネットにおける自由<
4 二つの情報コミュニティの衝突 1 ネットウォーとサイバーウォー 2 技術 ……
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土屋大洋(つちや もとひろ) 慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科准教授兼総合政策学部准教授。 1970年生まれ。1994年慶應義塾大学法学部政治学科卒業、1999年慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科後期博士課程修了。博士(政策・メディア)。国際大学グローバル・コミュニケーション・センター助教授・主任研究員を経て、現職。専門は国際関係論、情報社会論、公共政策論。 主要著作に、『情報とグローバル・ガバナンス――インターネットから見た国家』(慶應義塾大学出版会、2001年)、『ネット・ポリティックス――9.11以降の世界の情報戦略』(岩波書店、2003年)、『ネットワーク・パワー――情報時代の国際政治』(NTT出版、2007年)など。
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