女性たちの韓国近現代史
開国から「キム・ジヨン」まで
|
彼女たちは、泣き、笑い、そして戦った―― 開国から、植民地期、分断、民主化運動、通貨危機、フェミニズムまで、もう一つの韓国の歴史/物語を描く
朝鮮半島の女性たちは、さまざまな困難に直面してきた。韓国併合、戦争協力と犠牲、南北分断による家族の離散、独裁政権、民主化運動、フェミニズム……現代もなお女性たちは激変する社会の中で、日々憤り、悲しみ、喜び、そして戦っている。 開国から現代にいたるまで、朝鮮・韓国の女性はどう生き、どう変わっていったのか。有名・無名のさまざまな女性たちに光を当て、近現代韓国の歴史を描きだす。
『朝日新聞』 2024年12月7日読書面(18面)に書評が掲載されました。評者は、前田健太郎氏(東京大学教授・行政学)です。 本文はこちら
『書標(ほんのしるべ)』(丸善ジュンク堂のPR誌) 2024年12月号(第552号)「書標・書評」(p.5)に掲載されました。評者は福嶋聡氏です。 本文はこちら
『東京新聞』 2024年11月30日読書面「推しエンタメ本」欄に書評が掲載されました。評者は砂上麻子氏です。
はじめに
第一章 近代と出会う女性たち――朝鮮の開国 1 王妃閔氏とその時代 2 開港後の朝鮮と女性 [コラム]フィクションからみる歴史@ ドラマとミュージカルのヒロインとなった明成皇后 戦うヒロイン『ミスター・サンシャイン』のユン・エシン
第二章 「外」へ飛び出す女性たち――1910〜30 年代の朝鮮 1 韓国併合と「李王家」の結婚 2 韓国併合後の女子教育 3 女子学生たち ……
著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。
崔誠姫(チェ・ソンヒ) 1977年北海道生まれ。2001年東京女子大学文理学部史学科卒業、2006年一橋大学大学院社会学研究科修士課程修了、2015年一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程修了、博士(社会学)。 一橋大学大学院社会学研究科特別研究員、聖心女子大学ほか非常勤講師・日本女子大学客員准教授を経て、現在大阪産業大学国際学部准教授。専門は、朝鮮近代史、教育史、ジェンダー史。 著作に、『近代朝鮮の中等教育ーー1920〜30年代の高等普通学校・女子高等普通学校を中心に』(晃洋書房、2019年)がある。
|