▼シリーズ「世界を読み解く一冊の本」(第1期・全10巻)、第二弾!
生きている聖典にふれる
極めて難解とされるイスラームの聖典『クルアーン』。 ではどう読めばよいのか? 聖典を読む困難と楽しさを、丁寧に解説。 信徒のみならず、人類にとっての「聖典」となる可能性を問う。
イスラム世界 2020年6月(93)(p.65〜p.73)に、書評が掲載されました。評者は木村風雅氏(東京大学大学院人文社会系研究科博士課程・日本学術振興会特別研究員 DCI)です。
『みすず』 2019年1・2月合併号に書評が掲載されました。評者は山内昌之氏(東京大学名誉教授・武蔵野大学国際総合研究所特任教授)です。
読売新聞 2018年12月4日(29面)「文化面・折口信夫 静かなブーム」で紹介されました。
序 この聖典は誰のもの?
生きている書物 誰がクルアーンを読むのか――読者のタイプの六分類
本書の目指すこと
T 「作者」は神か人か? 1 「作者」をめぐって――ムスリムと非ムスリムの間 「聖典」としてのクルアーン ムスリムから見たムハンマドの生涯 神の声を聞く ヒジュラ(聖遷)――メッカからメディナへ 啓示が下された状況 身の回りの状況の反映 非ムスリムにとってのムハンマド ムハンマドの同時代人 神の言葉 ……
著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。
大川 玲子(おおかわ れいこ) 明治学院大学国際学部教授。イスラーム思想専攻。 東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(学術)。 著作に、『イスラーム化する世界』(平凡社新書、2013年)、『イスラームにおける運命と啓示』(晃洋書房、2009年)などがある。
|