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リベラルなイスラーム

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四六判/並製/288頁
初版年月日:2021/01/25
ISBN:978-4-7664-2713-4
(4-7664-2713-0)
Cコード:C0014
定価 2,200円(本体 2,000円)

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リベラルなイスラーム
自分らしくある宗教講義
書評 目次 著者略歴

現在進行形のイスラーム

時代が変わり、クルアーンの読み方も変わりつつある。ムスリムとして、一人一人が生きやすい社会をつくろうと奮闘する姿から、その最前線を見る。

なぜ男性が優位な社会なのか?
なぜ過激派はテロを起こすのか?
その根拠は、イスラームの聖典クルアーンにあるとされている。
しかし、新たな解釈を試み、男女平等やテロ抑制に取り組むムスリムたちも出てきている。
本書では、クルアーンという豊かなテクストを「リベラル」な解釈へと開き、変革を期す者たちに着目。
他者を認め、自分らしくあることを目指す「読み」の奥深さと、その実践を見ていく。

書評

『宗教研究』 95巻2輯(2021年)(p.216〜p.222)に書評が掲載されました。評者は尾賢一郎氏(中東調査会研究員)です。
河北新報 2021年5月23日(21面)「読書面」に書評が掲載されました。評者は安達智史氏(近畿大学准教授)です。
神奈川新聞 2021年5月16日(12面)「読書面」に書評が掲載されました。評者は安達智史氏(近畿大学准教授)です。

目次

ガイダンス
 1 この講義で話したいこと
 2 イスラーム教徒は危険?
 3 どうしてイスラームがリベラル?
 4 講義の目的と流れ

第1講 どうして聖典が重要なの?――クルアーンの力
 1 クルアーンの影響「力」とは?
 2 新しい解釈がなぜ必要なの?

第2講 クルアーンは戦争を命じている?――聖典の表と裏
 1 カンボジアでのムスリムの「闘い」
 2 宗教・聖典のなかの暴力・戦争
 3 クルアーンではなぜ戦争と平和が説か ……

著者略歴 著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。

大川 玲子(おおかわ れいこ)
明治学院大学国際学部教授。イスラーム思想専攻。
ロンドン大学東洋アフリカ研究学院(SOAS)修士号取得。
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。文学博士。
著作に、『クルアーン――神の言葉を誰が聞くのか』(慶應義塾大学出版会、2018年)、『チャムパ王国とイスラーム――カンボジアにおける離散民のアイデンティティ』(平凡社、2017年)、『イスラーム化する世界――グローバリゼーション時代の宗教』(平凡社新書、2013年)などがある。

定価2,200円 (本体:2,000円)
在庫あり

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