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目次
リベラルなイスラーム
四六判/並製/288頁
初版年月日:2021/01/25
ISBN:
978-4-7664-2713-4
 
(4-7664-2713-0)
Cコード:C0014
税込価格:2,200円
リベラルなイスラーム
自分らしくある宗教講義

目次

ガイダンス
 1 この講義で話したいこと
 2 イスラーム教徒は危険?
 3 どうしてイスラームがリベラル?
 4 講義の目的と流れ

第1講 どうして聖典が重要なの?――クルアーンの力
 1 クルアーンの影響「力」とは?
 2 新しい解釈がなぜ必要なの?

第2講 クルアーンは戦争を命じている?――聖典の表と裏
 1 カンボジアでのムスリムの「闘い」
 2 宗教・聖典のなかの暴力・戦争
 3 クルアーンではなぜ戦争と平和が説かれている?
 ――ムハンマドの生涯から
 4 戦いを強調する解釈者たち

第3講 平和を説くムスリムって?――インドでの模索
 1 日本は平和の象徴的モデル?
 2 インドのムスリムとクルアーン解釈
 3 ワヒードゥッディーン・ハーンの思想と活動
 4 ハーンの平和主義・精神主義的クルアーン解釈

第4講 クルアーンはテロに反対している?――ムスリム国際NGOの挑戦
 1 モロッコ政府の反テロとクルアーン
 2 テロに立ち向かうムスリムNGO
 3 反テロを説く
 4 反テロ・平和を教える

第5講 女性は離婚を言い出せない?――宗教マイノリティと男女平等
 1 インドのボホラ派とエジプトのハーキム・モスク
 2 人権とイスラーム
 ――テロと男女差別の共通点
 3 アスガル・アリー・エンジニア
 ――インド・ムスリムの近代的改革
 4 モダニスト的クルアーン解釈

第6講 同性愛者は認められる?――英国紙ガーディアンのクルアーン解釈
 1 イースト・ロンドンのムスリムたち
 2 ズィアウッディン・サルダール
 ――イギリスのムスリム文化評論家
 3 ポストモダン時代のクルアーン解釈

最終講 リベラルなイスラーム――人類の共生する世界
 1 「リベラルなイスラーム」とクルアーン解釈
 2 他者と共に生きる世界をどうつくるか?
 ――アイデンティティの保ち方
 3 イスラーム主義の後にくる……かもしれないもの


講義を終えて――あとがきに代えて
参考文献
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