▼シリーズ「世界を読み解く一冊の本」(全10巻)、第七弾。 ▼人類普遍のベストセラー、旧約聖書はいかにして生まれたのか。
旧約聖書の書物としての成立をたどり、テクストが描く「歴史世界」と激動の古代イスラエル史を対比させ、著者たちが「文字」のもつ信頼性を武器に、自らのアイデンティティを懸けて繰り広げた思想史上の〈戦い〉を考古学・聖書学の知見に基づき鮮やかに読み解く、刺激的な一冊。
CHRISTIAN TODAY 2021年2月12日「神学書を読む(67)」に書評が掲載されました。評者は青木保憲氏(グレース宣教会牧師、同志社大学嘱託講師)です。 本文はこちら
『世界日報』 2020年12月27日に書評が掲載されました。評者は高嶋久氏です。
読売新聞 2020年11月29日(10面)「本よみうり堂」に書評が掲載されました。評者は山内志朗氏(倫理学者・慶応大教授)です。 本文はこちら(有料記事です)
序 文字の力 聖書=平和の書? 〈戦い〉の書としての旧約聖書 「旧約聖書」という呼称 旧約聖書物語のあらまし 「古代イスラエル」略史 旧約聖書のたどった歴史
I 旧約聖書の成り立ち アンソロジーとしての旧約聖書 正典としての旧約聖書 異なる正典 著者は誰か 正典形成の過程
II イスラエル誕生をめぐる〈戦い〉――原イスラエルとは 「イスラエル」の登場 動乱の時代 ヨシュア記対士師記 ……
著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。
長谷川 修一(はせがわ しゅういち) 1971年生まれ。立教大学文学部教授。筑波大学大学院博士課程単位取得退学。テル・アヴィヴ大学(イスラエル)大学院ユダヤ史学科博士課程修了。専門はオリエント史、旧約学、西アジア考古学。 主著に『聖書考古学』『旧約聖書の謎』(中公新書)、『ヴィジュアルBOOK 旧約聖書の世界と時代』(日本キリスト教団出版局)、『歴史学者と読む高校世界史』(共編著、勁草書房)、『謎解き 聖書物語』(筑摩書房)など。
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