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大槻文彦『言海』

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四六判/上製/208頁
初版年月日:2018/10/12
ISBN:978-4-7664-2554-3
(4-7664-2554-5)
Cコード:C0300
定価 2,200円(本体 2,000円)

大槻文彦『言海』
辞書と日本の近代
書評 目次 著者略歴

▼シリーズ「世界を読み解く一冊の本」(第1期・全10巻)、刊行開始!

言葉の海へ、漕ぎ出そう!

国語学者・大槻文彦が、明治期に編纂した日本初の近代的国語辞典 『言海』。
大槻は 『言海』 を通して、世界をどのように切り分けようとしたのか。
辞書が社会的に果たした役割とともに描き出す。

書評

静岡新聞 2019年2月17日「読書欄」(25面)に書評が掲載されました。評者は岡崎武志氏(書評家)です。
図書新聞 第3379号(2018年12月15日号)3面に書評が掲載されました。評者は長沼美香子氏(神戸市外国語大学教授)です。
京都新聞 2018年11月25日「読書欄」(10面)に書評が掲載されました。評者は岡崎武志氏(書評家)です。

目次

 凡例

序 なんのための辞書
 国会と辞書
 辞書と語義――『一九八四年』的世界のなかで
 文明国標準としての辞書
 『言海』刊行の祝辞から
 藩閥を越える可能性――辞書の近代
 新世代と辞書――上田万年の場合
 「読み物」としての『言海』
 辞書は読まれたのか
 『言海』と資料について

T 大槻文彦とその時代
 大槻文彦とはだれか
 幕末に生きたということ
 大槻文彦自伝
 地誌著述の意味
 大槻文彦のナショナリズム
 旧臣 ……

著者略歴 著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。

安田 敏朗(やすだ としあき)
一橋大学大学院言語社会研究科准教授。近代日本言語史専攻。
東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。
著作に、『漢字廃止の思想史』(平凡社、2016年)、『「国語」の近代史――帝国日本と国語学者たち』(中央公論新社、2006年)などがある。

定価2,200円 (本体:2,000円)
在庫あり

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