▼シリーズ「世界を読み解く一冊の本」(第1期・全10巻)、刊行開始!
言葉の海へ、漕ぎ出そう!
国語学者・大槻文彦が、明治期に編纂した日本初の近代的国語辞典 『言海』。 大槻は 『言海』 を通して、世界をどのように切り分けようとしたのか。 辞書が社会的に果たした役割とともに描き出す。
静岡新聞 2019年2月17日「読書欄」(25面)に書評が掲載されました。評者は岡崎武志氏(書評家)です。
図書新聞 第3379号(2018年12月15日号)3面に書評が掲載されました。評者は長沼美香子氏(神戸市外国語大学教授)です。
京都新聞 2018年11月25日「読書欄」(10面)に書評が掲載されました。評者は岡崎武志氏(書評家)です。
凡例
序 なんのための辞書 国会と辞書 辞書と語義――『一九八四年』的世界のなかで 文明国標準としての辞書 『言海』刊行の祝辞から 藩閥を越える可能性――辞書の近代 新世代と辞書――上田万年の場合 「読み物」としての『言海』 辞書は読まれたのか 『言海』と資料について
T 大槻文彦とその時代 大槻文彦とはだれか 幕末に生きたということ 大槻文彦自伝 地誌著述の意味 大槻文彦のナショナリズム 旧臣 ……
著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。
安田 敏朗(やすだ としあき) 一橋大学大学院言語社会研究科准教授。近代日本言語史専攻。 東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。 著作に、『漢字廃止の思想史』(平凡社、2016年)、『「国語」の近代史――帝国日本と国語学者たち』(中央公論新社、2006年)などがある。
|