快適な住居、美しい庭、手作りの原稿用紙、
気ままな散歩、温かい紅茶――。

荷風作品における女性性や女性的な視点に注目し、
新たな荷風像とその文学世界を紡ぎ出す。

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サントリー学芸賞（社会・風俗部門）受賞
- 選評 -
- 受賞の言葉 -

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本書は、日本図書館協会選定図書です。
著者の持田叙子先生が、
6月6日（土）8：00〜8：30のBS-TBSの「本と出会う」にご出演されました。

6月16日（火）20：50〜23：00　NHK教育の「視点論点」に「荷風の花園・生活の中の詩」というテーマでご出演されました。

9月12日（土）NHK BS2　8：30〜9：24／〔再放送〕NHK BShi 22:00〜22：54の「週刊 ブックレビュー」の特集に出演されました。

• 【立ち読み公開】本書の一部を公開しました。（立ち読みはPDF形式です）

産経新聞　2019年2月18日（12面）「文化欄」（明治の50冊・ふらんす物語）で、著者の記事が掲載されました。
朝日新聞　2009年12月27日「読書」欄「書評委員お薦め「今年の3点」」で紹介されました。
毎日新聞　2009年12月13日「読書」欄「2009年「この3冊」」（11面）で紹介されました。

荷風へ、ようこそ
おうちを、楽しく　　Kafū's Sweet Home
荷風と、ティー・ブレイク
紙よ紙、我（われ）は汝（なんじ）を愛す Papier, Papier, comme je vous aime!
封印されたヒロイン
レトリックとしての花柳界
戦略としての老い
荷風蓮花曼陀羅

永井荷風略年譜
主要参考文献
あとがき

持田叙子（もちだ のぶこ）
1959年生まれ。慶應義塾大学大学院修士課程、國學院大學大学院博士課程単位修了。近代文学研究者。1995年より2000年まで『折口信夫全集』（中央公論社）の編集に携わる。全集第24〜28、32巻「解題」を共同執筆。著書に、『折口信夫　独身漂流』（人文書院、1999年）、『朝寝の荷風』（人文書院、2005年）など。2008年2〜4月に世田谷文学館にて開催された「永井荷風のシングル・シンプルライフ」展の監修を務める。