戦後労働史研究
能力主義管理研究会オーラルヒストリー
日本的人事管理の基盤形成
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日本型人事管理の形成をめぐる歴史的証言! ▼日本の人事労務管理制度に多大な影響を与えた報告書『能力主義管理――その理論と実践』(日経連能力主義管理研究会編、1969年)刊行に至った過程について研究会メンバーにインタビューを行い、その歴史的証言をまとめたテーマ・オーラルヒストリー研究。
労働者は何によって評価されるべきか?! ▼1966年に発足した日経連・能力主義管理研究会では、第一線の実務家たちが集まり、日本企業のあるべき人事管理について激論を戦わせた。「人事のプロ」たちの情熱、真摯さ、そして日本の将来を見据える視座の確かさに、読者は驚かされるだろう。 ▼その第一級の歴史的証言として、研究者・政策担当者のみならず、今日の人事労務・人的資源管理に携わる若い人々にもぜひ読んでもらいたい1冊。
日本労働研究雑誌 2010年8月号「書評」で紹介されました。
日本経団連タイムス 2010年3月25日「新刊紹介」欄(4面)で紹介されました。
はじめに
解題――本書の概要とその意義
第一章 能力主義管理研究会がめざしたもの――藤田至孝氏(第1回)
第二章 能力主義管理の検討をめぐって――福島安氏
第三章 能力主義管理実施の難しさ―――浅澤誠夫氏
第四章 報告書に盛り込まれたソニーの経験――植松千里氏
第五章 覆面座談会の掲載は想定外――野田雄太郎氏
第六章 人事院から民間企業に転出して―――山田雄一氏(第1回)
第七章 仕事の成果の目に見えるフィードバック――山田雄一氏(第2回)
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著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。
【編者】 八代充史(やしろ あつし) 慶應義塾大学商学部教授 1982年慶應義塾大学経済学部卒業、84年慶應義塾大学大学院商学研究科修士課程修了(商学修士)、87年慶應義塾大学大学院商学研究科博士課程単位取得退学(93年博士(商学))、同年雇用促進事業団雇用職業総合研究所(現労働政策研究・研修機構)研究員、96年慶應義塾大学商学部助教授、2003年より現職。
梅崎修(うめざき おさむ) 法政大学キャリアデザイン学部准教授 1995年神奈川大学経済学部経済学研究科卒業、97年大阪大学経済学研究科博士前期課程修了(経済学修士)、2000年大阪大学経済学研究科博士後期課程修了(経済学博士)、同年政策研究大学院大学オーラル政策研究プロジェクト研究員、2003年法政大学キャリアデザイン学部専任講師、2007年より現職。
島西智輝(しまにし ともき) 立教大学経済学部経済政策学科助教 2000年慶應義塾大学商学部卒業、2002年慶應義塾大学大学院商学研究科前期博士課程修了(商学修士)、2006年慶應義塾大学大学院商学研究科後期博士課程単位取得退学(2008年博士(商学))、同年立教大学経済学部経済政策学科助手、2007年より現職。
南雲智映(なぐも ちあき) 連合総研生活開発研究所研究員・慶應義塾大学産業研究所研究員 2000年立教大学経済学部経済学科卒業、2002年慶應義塾大学大学院商学研究科前期博士課程修了(商学修士)、2005年慶應義塾大学大学院商学研究科後期博士課程単位取得退学、2005年慶應義塾大学産業研究所(有期)専任講師、2006年早稲田大学大学院商学研究科助手、2008年より現職。
牛島利明(うしじま としあき) 慶應義塾大学商学部教授 1988年慶應義塾大学商学部卒業、90年慶應義塾大学大学院商学研究科前期博士課程修了(商学修士)、93年慶應義塾大学大学院商学研究科後期博士課程単位取得退学、93年慶應義塾大学商学部助手、2007年より現職。
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