激動の近代日本を導いた福澤諭吉の痛快な人生を描いた、自伝文学の最高傑作。読みやすく、また充実した注が付された本書を、新世紀とともに福澤諭吉没後百年を迎えたいま、新装版として刊行。〈新装版〉 日本図書館協会選定図書 日本エッセイストクラブ推薦 福澤諭吉著作集全12巻 慶應義塾の教育を知る
口 絵 凡 例 初版序(石河幹明) 幼少の時 長崎遊学 大阪修業 緒方の塾風 大阪を去って江戸に行く はじめてアメリカに渡る ヨーロッパ各国に行く 攘夷論 再度米国行 王政維新 暗殺の心配 雑 記 一身一家経済の由来 品行家風 老余の半生 解 説 福沢諭吉年表 人名書名注解語句索引 つづきを読む
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富田正文(とみた まさふみ) 明治31年8月20日茨城県に生まれ、大正15年慶應義塾大学文学部卒業。その後慶應義塾塾監局に勤務し、総務課長、慶應義塾参事となり、その間大学文学部講師を兼ねた。昭和22年慶應通信株式会社創立と共に常務取締役に就任、34年取締役社長、54年から取締役会長となる。 福沢研究の業績としては、『福沢諭吉選集』(8巻 昭和26〜27年および14巻 昭和55〜56年、いずれも岩波書店)、『福沢諭吉全集』(21巻 昭和33〜39年および21巻プラス別巻 昭和44〜46年、いずれも岩波書店)の編纂がある。 著書に『福沢諭吉襍攷』(昭和17年、三田文学出版部)、主著となった『考証 福沢諭吉』(2巻、平成4年、岩波書店)などがある。 平成5年8月27日逝去、享年95。
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