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現代語訳 女大学評論 新女大学

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新書判/並製/176頁
初版年月日:2020/11/15
ISBN:978-4-7664-2710-3
(4-7664-2710-6)
Cコード:C0010
定価 1,320円(本体 1,200円)

現代語訳 女大学評論 新女大学
目次 著者略歴

福澤諭吉が生涯にわたって、関心を持っていた男尊女卑の社会からの女性の解放という問題。同時代の識者に比しても先進的なその考え方は、江戸時代に書かれた貝原益軒「女大学」を批判した「女大学評論」、そして、あらたな時代の女性のための書として著した「新女大学」に結実している。幼稚園教諭、保育士の育成に長く携わってきた訳者が、21世紀に生きる若い女性のために、この2編を平易な文体で現代語訳。読みやすさを重視し、語注も付す。

目次

はじめに

 女大学評論

一.嫁は義理の両親に絶対服従するの?
二.女は、温和・貞淑ていしゅく・情け深く・静か。それだけでいの?
三.結婚するまで身を固くしなければならないのは女だけ?
四.婦人の七去しちきょだって。何これ?
五.自分の親より旦那の親を大切にね。できるかなあ?
六.えっ!  婦人の主君は夫なの?
七.義理のきょうだいも敬わなければならないの?
八.へーえ、旦那の浮気には ……

著者略歴 著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。

【著者】
福澤諭吉(ふくざわ・ゆきち)
明治を代表する啓蒙思想家。大坂(大阪)、適塾にて緒方洪庵に蘭学を学んだ後、江戸にて中津藩中屋敷内に蘭学塾を開く(後の慶應義塾)。幕末、3度の渡米・渡欧を通して各国を視察し、『西洋事情』(1866〜70)を著し先進時な欧米文明を紹介。『学問のすゝめ』(1872)、『文明論之概略』(1875)等の著作で、日本の近代化に大きな影響を与える。生涯を通じて女性の地位向上にも関心を寄せ、『女大学評論・新女大学』(1899)を代表とする女性論で女性の独立を訴えた。

【訳者】
加藤 紳一郎(かとう・しんいちろう)
1955年生まれ。慶應義塾大学法学部法律学科卒業。名古屋文化学園保育専門学校専任講師、同校学生課長を経て1993年から同校校長、2000年から学校法人名古屋文化学園理事長。一貫して幼児教育の振興を目指す。公益社団法人愛知県私立幼稚園連盟常任理事、公益社団法人名古屋市私立幼稚園協会常任理事、全日本私立幼稚園連合会評議員、一般社団法人愛知県現任保育士研修運営協議会副会長、全国幼稚園教員養成機関連合会副会長等を歴任。

定価1,320円 (本体:1,200円)
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