現代的意義の高い著作を中心に収録しました。 特に戦後世代に配慮し、新字体・現代かな遣いを使用。また、読みにくいと思われる語句には振りがなを施しました。 現代では理解しにくい語句や福澤諭吉の思想を象徴するキーワードなどに語注を施し、見開き頁ごとに配しました。 より深い本文理解のため、各巻の巻頭に口絵(8頁)を、巻末に解説、および福澤諭吉のキーワードと固有名詞を中心とした索引を付しました。 手にとって読みやすい四六判・カバー装。
第1巻 西洋事情 日本の近代化を促した西洋文明紹介の先駆け 第2巻 世界国尽 窮理図解 新しい時代の扉を開いたアイデア溢れる啓蒙書 第3巻 学問のすゝめ 一身独立して一国独立すること 第4巻 文明論之概略 いまも問われる“文明とは何か”福澤諭吉が心血を注いだ最高傑作 第5巻 学問之独立 慶應義塾之記 教育者、福澤諭吉の理念と実践 第6巻 民間経済録 実業論 激動の中、独立の経済を説く 第7巻 通俗民権論 通俗国権論 官民調和、福澤の政治改革論 第8巻 時事小言 通俗外交論 日本は東洋の「一大英国」たりえるか 第9巻 丁丑公論 瘠我慢の説 一国独立のため、日本人の根本精神を説く 第10巻 日本婦人論 日本男子論 いよいよ光彩を放つ、福澤諭吉の女性論 第11巻 福翁百話 福澤諭吉、老成円熟の境地 第12巻 福翁自伝 福澤全集緒言 福澤諭吉、自らを語る
体裁 四六判・上製・カバー装 頁数:280〜450頁 平均360頁
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