日中戦争、大躍進、文化大革命、天安門事件など、幾多の困難にもかかわらず成長し続け、国際的影響力を強める中国とその政権を握る中国共産党。 壮大な理想とリアリズムの間で揺れ動いた毛沢東、ケ小平、習近平らの思想と行動、そして彼らが引き起こした歴史的事件を通じてその実像を解き明かす。
『みすず』 2023年1・2月合併号(no.722)「2022年読書アンケート特集」にて、倉田徹氏(香港現代政治)にご紹介いただきました(p.42)。
朝日新聞 2022年10月15日(17面・読書面)「ひもとく 中国共産党の行方」で、本書が紹介されました。紹介者は川島真氏(東京大学教授・アジア政治外交史)です。 本文はこちら(※有料会員限定記事です)
『現代中国研究』 第48号(2022.3.10)(p.60〜p.66)に書評が掲載されました。評者は大沢武彦氏(国立公文書館)です。
序 章 中国共産党史の語り方 第1章 中国共産党の誕生 第2章 国共合作とその挫折 第3章 武装蜂起、そして大粛清 第4章 退却と分裂 第5章 日中戦争下での危機と成長 第6章 国共内戦とソ連への傾斜 第7章 新しい国家の樹立と社会主義建設 第8章 中国的な社会主義を求めて 第9章 大躍進の挫折 第10章 文化大革命への道 第11章 自己目的化した「革命」――文化大革命 第12章 毛沢東時代の終焉、そして文化大革命の終わり 第13章 改革開放への大転換 第14章 突進 ……
著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。
高橋 伸夫(たかはし のぶお) 慶應義塾大学法学部教授、慶應義塾大学東アジア研究所所長。1960年生まれ。 慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程修了、博士(法学)。 主要著作:『党と農民—中国農民革命の再検討』(研文出版、2006年) 『現代中国政治研究ハンドブック』(編著、慶應義塾大学出版会、2015年)、ほか。
|