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精選 折口信夫 W 芸能史論

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四六判/上製/308頁
初版年月日:2019/01/25
ISBN:978-4-7664-2551-2
(4-7664-2551-0)
Cコード:C0395
定価 3,080円(本体 2,800円)

精選 折口信夫 W 芸能史論
書評 目次 著者略歴

折口信夫の最後の弟子が後世に残す折口信夫のエッセンス
百年前・千年前に滅びた芸能の発生展開を再構築していく折口の芸能史論

「私の研究の立場は、常に発生に傾いてゐる。かうする事が、国文学史や、芸能史の考究には、最適(もっともふさはしい)方法だと考へる」

百年前・千年前に滅びたものが、個々の特殊な形に残ることに着目し、芸能の発生展開を再構築していく折口の芸能史論を、本『精選W』では、能・田楽・狂言、舞いと踊り、説教節、歌舞伎論等に加え、小説「身毒丸」にみるものである。

書評

毎日新聞 2020年1月26日(9面)「今週の本棚」に書評が掲載されました。評者は持田叙子氏(日本近代文学研究者)です。本文はこちら(有料記事です)
『三田評論』 2019年12月号(No.1239)(p.76〜p.77)で、書評が掲載されました。評者は伊藤好英氏(元慶應義塾高校教諭・塾員)です。本文はこちら
朝日新聞 2019年12月14日(24面)「読書欄・情報フォルダー」で、本書が紹介されました。

目次

 凡 例

翁の発生
能楽に於ける「わき」の意義 「翁の発生」の終篇
信州新野の雪祭り
盆踊りの話
組踊り以前
舞ひと踊りと
 *
無頼の徒の芸術
日本芸能史序説
古代演劇論
 *
信太妻の話
餓鬼阿弥蘇生譚
小栗外伝(餓鬼阿弥蘇生譚の二)
 *
役者の一生
江戸歌舞妓の外輪に沿うて
玉手御前の恋
 *
身毒丸


 戦後の折口先生  岡野弘彦
 解 題  長谷川政春

著者略歴 著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。

【著者】
折口 信夫(おりくち しのぶ、1887年−1953年)
歌人・詩人、国文学・民俗学・芸能史・宗教学者。筆名・釈迢空。
大阪府木津村生れ。國學院大學卒業。國學院大學教授、および慶應義塾大学教授。
1953年9月3日逝去(66歳)。能登の墓所に養嗣子春洋とともに眠る。

【編者】
岡野 弘彦(おかの ひろひこ)
1924年、三重県生れ。歌人。日本芸術院会員、文化功労者、國學院大學名誉教授。
國學院大學国文科卒業。昭和22年から28年9月の逝去まで、折口信夫と生活を共にして世話をする。
『折口信夫全集』『折口信夫全集ノート編』の編集に参加。
折口信夫論として『折口信夫の晩年』『折口信夫の記』『折口信夫伝』がある。

【解題】
長谷川 政春(はせがわ まさはる)
1939年、生れ。国文学者。清泉女子大学名誉教授。岡野弘彦の弟子として、折口信夫全集の編纂に携わる。専門は、古典文学および折口信夫。『折口信夫 孤高の詩人学者』(共著)がある。

定価3,080円 (本体:2,800円)
在庫あり

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