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精選 折口信夫 T 異郷論・祭祀論

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四六判/上製/296頁
初版年月日:2018/11/20
ISBN:978-4-7664-2548-2
(4-7664-2548-0)
Cコード:C0395
定価 3,080円(本体 2,800円)

精選 折口信夫 T 異郷論・祭祀論
書評 目次 著者略歴

折口信夫の最後の弟子が
後世に残す
折口信夫のエッセンス
日本人の神観念を一新させた「まれびと」発見への道程
本シリーズは、折口信夫(1887年〜1953年) の学問研究および釈迢空の筆名で発表された詩歌の作品をも含めた、全著作からのアンソロジー。編者は、最後の弟子であり、歌人でもある岡野弘彦。以前から心に秘めていた師・折口信夫の精選の「詞華集」である。

折口は生涯に亘って何を求めたのか――。若い人々の篤い心で読まれることを企図している。

日本人の神観念を一新させた折口信夫の「まれびと」。日本列島に住み着いた祖先の異郷への憧憬と、その異郷から時を定めて来訪する神は、人にして神なるものであり、人の扮した神であるから「まれひと」である、という発見への道程を、本『精選T』では「文学以前」「芸能以前」とも言うべき南方論を含む「異郷論」、「聖水信仰論」、「祭祀論」などでとらえるものである。

書評

毎日新聞 2020年1月26日(9面)「今週の本棚」に書評が掲載されました。評者は持田叙子氏(日本近代文学研究者)です。本文はこちら(有料記事です)
『三田評論』 2019年12月号(No.1239)(p.76〜p.77)で、書評が掲載されました。評者は伊藤好英氏(元慶應義塾高校教諭・塾員)です。本文はこちら
朝日新聞 2019年12月14日(24面)「読書欄・情報フォルダー」で、本書が紹介されました。

目次

 凡 例

妣が国へ・常世へ 異郷意識の起伏
国文学の発生(第三稿)まれびとの意義
 *
琉球の宗教
水の女
若水の話
 *
神道に現れた民族論理
道徳の発生
 *
ほうとする話 祭りの発生 その一
髯籠の話

 先生との縁の始めと終り  岡野弘彦
 解 題  長谷川政春

著者略歴 著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。

【著者】
折口 信夫(おりくち しのぶ、1887年−1953年)
歌人・詩人、国文学・民俗学・芸能史・宗教学者。筆名・釈迢空。
大阪府木津村生れ。國學院大學卒業。國學院大學教授、および慶應義塾大学教授。
1953年9月3日逝去(66歳)。能登の墓所に養嗣子春洋とともに眠る。

【編者】
岡野 弘彦(おかの ひろひこ)
1924年、三重県生れ。歌人。日本芸術院会員、文化功労者、國學院大學名誉教授。
國學院大學国文科卒業。昭和22年から28年9月の逝去まで、折口信夫と生活を共にして世話をする。
『折口信夫全集』『折口信夫全集ノート編』の編集に参加。
折口信夫論として『折口信夫の晩年』『折口信夫の記』『折口信夫伝』がある。

【解題】
長谷川 政春(はせがわ まさはる)
1939年、生れ。国文学者。清泉女子大学名誉教授。岡野弘彦の弟子として、折口信夫全集の編纂に携わる。専門は、古典文学および折口信夫。『折口信夫 孤高の詩人学者』(共著)がある。

定価3,080円 (本体:2,800円)
在庫あり

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