アメリカ大統領と南部の関係からみるアメリカの歴史。 ▼1600年代(植民地期)〜2000年代(現代)までに至る、アメリカ南部の歴史。南部との係わりが特に深い歴代アメリカ大統領について、彼らが南部といかに向き合ったのかを細密に描写する。 ▼各章1、2名の大統領にフォーカスし、その大統領の生涯と、各年代のトピックとの係わりを論じる。各章でフォーカスする大統領の年表、植民地や南部の変遷地図、各大統領肖像画・写真、人口の推移など関連資料が充実。アメリカ史を知りたい学生には格好のテキスト。
歴史と地理 第644号(2011年5月)「新刊紹介」(65頁)で紹介されました。
序
第1章 ジョン・スミスが描いた社会――ジェイムズタウン植民地とポカホンタス 1 アメリカの理念 2 南部植民地と北部植民地の違い 3 キャプテン・ジョン・スミス(1580〜1631年) 4 ポカホンタスの夢 5 南部のインディアン Column 1 「消えた植民地」ロアノーク島
第2章 ジョージ・ワシントンが象徴する新国家――農園主、将軍、大統領 1 南部のプランター 2 奴隷制度に根ざした社会 3 アメリカの独立と「南部」の創出 4 ジョ ……
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奥田暁代(おくだ あきよ) 慶應義塾大学法学部教授 慶應義塾大学大学院修士課程文学研究科修了後、ノースカロライナ大学チャペル・ヒル校英文科大学院修士課程修了、同大学院博士課程修了(Ph.D.)。 著書に、『記憶を紡ぐアメリカ――分裂の危機を超えて』(共著、慶應義塾大学出版会、2005年)、 訳書に、『クー・クラックス・クラン 革命とロマンス』(トマス・ディクソン・ジュニア著、水声社、2006年)などがある。
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