「マイノリティ」の過去をめぐる闘争、「表象芸術」に みる記憶表現、「コミュニティ」における共通記憶の実 態。記憶の創出をめぐる多様な分析から、自らの過去と 真摯に向き合い、集団的記憶の再構築に挑む超大国アメ リカの本質を探り、その行方を問う。
![書評](/img/detailh4-review.gif)
東京新聞 2005年7月31日「読書(20面)」欄で紹介されました。 出版ニュース 2005年7月下号(29頁)で紹介されました。
![目次](/img/detailh4-contents.gif)
序 論 記憶と未来――二一世紀アメリカの動向をどう読み解くか 鈴木透
第1部 マイノリティをめぐる過去の清算 第1章 奴隷制度補償運動――謝罪、賠償、記憶 奥田暁代 第2章 生まれ変わる古戦場 ――カスター神話の解体と先住インディアンの記憶の復権 鈴木透
第2部 記憶装置としての映画と演劇 第3章 アメリカ映画史にみる戦争の記憶 マイケル・W・エインジ 第4章 舞台が再構築するアメリカ・インディアンの ……
著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。
近藤光雄(コンドウミツオ) 慶應義塾大学経済学部教授。ジョージ・ワシントン大学大学院博士課程修了
鈴木透(スズキトオル) 慶應義塾大学法学部教授。慶大大学院文学研究科英米文学専攻博士課程修了 マイケル・W・エインジ 慶應義塾大学経済学部助教授。コロンビア大学大学院東亜言語文化研究科博士課程修了
奥田暁代(オクダアキヨ) 慶應義塾大学法学部助教授。ノースカロライナ大学チャペル・ヒル校英文科大学院博士課程修了 常山菜穂子(ツネヤマナホコ) 慶應義塾大学法学部助教授。慶大大学院文学研究科英米文学後期博士課程修了
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