アフター・アメリカ
ボストニアンの軌跡と<文化の政治学>
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「保守」と「リベラル」を超えて アメリカ最古で最上の名門家族である「ボストンのバラン」。 アメリカン・ドリームを体現したアイルランド系移民家族の「ボストン・アイリッシュ」。 2つの世界を通してアメリカ市民社会の最深部を浮き彫りにした新進気鋭の文化人類学者による衝撃のデビュー作。
第26回(2004)サントリー学芸賞、第1回(2005)日本学術振興会賞、第1回(2005)日本学士院学術奨励賞、2005年度 アメリカ学会 清水博賞受賞。
読売新聞 2019年1月20日(9面)「読書欄」・「始まりの1冊」で紹介されました。
アメリカ研究 2006年40号(3月25日発行)「書評(210頁)」で紹介されました。 文化人類学 2005年6月(70-1号)「書評(119頁)」で紹介されました。
T「文脈」を求めて
序章 「丘の上の町」にて ――ボストンでのフィールドワーク プロセスとしてのアメリカ/太陽系の中心/「ボストン・ブラーミン」と「ボストン・アイリッシュ」
第1章 ボストン・ブラーミン ――「ローウェル家はキャボット家とのみ話をし、キャボット家は神とのみ話をする」 挑まれる社会/過渡期の世代/リーダー不要の地域/ノブレス・オブリージュと社交クラブ/親 密なネットワーク/成功の意味/「中上流」の文化/恋愛イデオロギー/家 ……
著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。
慶應義塾大学環境情報学部助教授 1967年生まれ。上智大学外国語学部卒業(1990年)後、 ハーバード大学大学院修士課程(1992年)ならびに博士課程修了、 Ph.D.(1997年、社会人類学)。ケンブリッジ大学、オクスフォード大学 客員研究員を経て、1999年より現職。専攻は文化人類学、 文化政策論、グローバリゼーション研究、アメリカ研究。 2003年度安倍フェロー(米国社会科学研究評議会ならびに 国際交流基金日米センター)としてハーバード大学ウェザーヘッド 国際問題研究所客員研究員。
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