1900年代初頭から現在までの100年にわたる日本のマーケティング活動を歴史的に検証する。
森永製菓、サントリー、麒麟麦酒、日清食品、ダイエー、イトーヨーカ堂、花王、アサヒビール、セブン-イレブン・ジャパンから10の事例を挙げ、外部環境の変化に適応しながらいかなるマーケティング活動が行われてきたかを、社史その他豊富な内部資料も活用しながら解明する。
経営行動科学学会 第7回学会賞・優秀事例賞を受賞しました。

序 課題,分析視角および手法,構成
第T部 明治期後半以降第二次大戦前までの生成期のマーケティング 第1章 森永製菓−紙サック入り「ミルクキャラメル」 第2章 サントリー−「赤玉ポートワイン」・「サントリーウイスキー白札」
第U部 第二次大戦後以降1970年代末までの進展期のマーケティング 第3章 サントリー−ウイスキーブームとビール事業への再進出 第4章 麒麟麦酒−「キリンビール」 第5章 日清食品−「チキンラーメン」・「カップヌードル」
……
著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。
森田克徳(もりた かつのり) 静岡県立大学経営情報学部准教授 1985年、慶應義塾大学法学部を卒業し、明治製菓株式会社に入社。その後、慶應義塾大学大学院経営管理研究科修士課程、法政大学大学院社会科学研究科博士後期課程を修了。現在、静岡県立大学経営情報学部准教授。
<主要著書> 『争覇の経営戦略 製菓産業史』慶應義塾大学出版会、2000年。『現代商業の機能と革新事例』多賀出版、2004年。『争覇の流通イノベーション ダイエー・イトーヨーカ堂・セブン-イレブン・ジャパン比較経営行動分析』慶應義塾大学出版会、2004年(日本流通学会第10回学会賞受賞)ほか。
|