Detail
 
ブリーズ

大きな画像を見る

画像をダウンロード
四六判/並製/216頁
初版年月日:2025/12/15
ISBN:978-4-7664-3079-0
(4-7664-3079-4)
Cコード:C0098
定価 2,640円(本体 2,400円)

ブリーズ
息子たちへの手紙
目次 著者略歴

アメリカでブラックボーイを
育てることの絶えざる恐怖――

父から息子への手紙
タナハシ・コーツ『世界と僕のあいだに』
そして今
母から息子たちへの手紙
イマニ・ペリー『ブリーズ 息子たちへの手紙』

息ができない(I can't breathe.)という絶望的な恐怖は一本の鎖として、
奴隷船の船倉からアスベストの舞う廊下へ、漆黒の炭鉱へ、
そして締め付ける警官の腕へと私たちをつないでいる。 ―「U 飛翔」から。

目次

T 恐 怖
U 飛 翔
V 運 命

あとがき  
謝辞  
ペーパーバック版への序文  
訳者解説(萩埜亮)
訳者あとがき(池田年穂)
随感 タナハシ・コーツとイマニ・ペリー(池田年穂) 
訳者らによる人名リスト
原註

著者略歴 著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。

イマニ・ペリー(Imani Perry)
1972 年アメリカ合衆国アラバマ州バーミングハム生まれ。本書執筆時はプリンストン大学アフリカ系アメリカ研究教授。現在はハーバード大学の女性・ジェンダー・セクシュアリティ研究教授とアフリカ・アフリカ系アメリカ研究教授を兼任。South to America: A Journey Below the Mason-Dixon to Understand the Soul of a Nation, 2022がニューヨーク・タイムズ・ベストセラーとなり、全米図書賞ノンフィクション部門を受賞。2023 年にはマッカーサー・フェローに選出された。PEN/ ジャクリーン・ボグラッド・ウェルド伝記賞を受賞したLooking for Lorraine: The Radiant and Radical Life of Lorraine Hansberry, 2018、近刊のBlack in Blues: How a Color Tells the Story of My People, 2025 など9 冊の著作がある。『アトランティック』誌、『ニューヨーク・タイムズ』紙をはじめ多くのメディアに寄稿している。

池田年穂(いけだ としほ)
1950年横浜市生まれ。慶應義塾大学名誉教授。移民史、移民文学。タナハシ・コーツ(『世界と僕のあいだに』2017年ほか)、ティモシー・スナイダー(『自由なき世界』2020年、『暴政』2017年、『赤い大公』2014年ほか)らのわが国への紹介者として知られる。コーツの『なぜ書くのか』(2025年)、キャシー・パーク・ホンの『マイナーな感情』(2024年)、カーラ・コルネホ・ヴィラヴィセンシオの『わたしは、不法移民』(2023年)、マーシ・ショアの『ウクライナの夜』(2022年)と問題作を次々と翻訳している。

萩埜亮 (はぎの りょう)
東京都生まれ。沖縄国際大学専任講師。ニューヨーク州立大学ストーニーブルック校博士課程修了(Ph.D. in English)。専門はアメリカ文学・文化、批判的即興研究。主要論文に「“Commerce! Of all words the most magical”: クロード・マッケイ『バンジョー』における商業ネットワークと即興の戦術」(『多民族研究』)、「“Through the Intimacies of This Dance”: Moral Perfectionism in William Carlos Williams’s Kora in Hell and Other Improvisations」(The Journal of the American Literature Society of Japan)、共訳書にヘンリー・ミラー『三島由紀夫の死』(水声社)などがある。

定価2,640円 (本体:2,400円)
近刊
【次の書店でも購入可能です。】
紀伊国屋 楽天ブックス
セブンネットショッピング 本屋クラブ
e-hon TSUTAYA
amazon HMV&Books
ページトップへ
Copyright (C)2004-2025 Keio University Press Inc. All rights reserved.