ビデオゲームは芸術だ!
産業規模の拡大とともに、文化的重要性が増しつつあるビデオゲーム。 本書は、ビデオゲームを一つの芸術形式として捉え、その諸特徴を明らかにすることを試みる。スペースインベーダー、ドンキーコング、テトリス、パックマン、スーパーマリオブラザーズ、ドラゴンクエスト、電車でGO!――多くの事例をとりあげながら、ビデオゲームを芸術哲学の観点から考察し、理論的枠組みを提示する画期的な一冊。
図書新聞 第3385号(2019年2月2日号)5面に書評が掲載されました。評者は高橋志行氏(立命館大学・衣笠総合研究機構研究員)です。
美術手帖 2019年2月号に書評が掲載されました。評者は松下哲也氏(近現代美術史)です。 本文はこちら
宣伝会議 2019年1月号(p.135)「著者インタビュー(『ゲームは「行為のデザイン」“あの名作”を芸術の哲学の観点から紐解く』)」で、著者のインタビューが掲載されました。
序章 1 ならではの特徴 2 問いをはっきりさせる 3 方法をはっきりさせる 4 意義をはっきりさせる
第T部 芸術としてのビデオゲーム
第一章 ビデオゲームとは何か 1 定義とは何か 2 ビデオゲームとビデオゲーム作品 3 ゲームとして定義する 4 選言的に定義する 5 選言的定義を改訂する 6 ビデオゲームの媒体 7 「ビデオゲーム」の類義語
第二章 ビデオゲームの意味作用 1 意味作用と行為 2 受容とは ……
著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。
松永 伸司(まつなが しんじ) 東京藝術大学美術学部教育研究助手、首都大学東京非常勤講師。 2015年東京藝術大学大学院美術研究科美術専攻芸術学(美学)専門領域博士後期課程修了。博士(美術)。 博士論文「ビデオゲームにおける意味作用」。訳書にイェスパー・ユール『ハーフリアル――虚実のあいだのビデオゲーム』(ニューゲームズオーダー、2016年)、ネルソン・グッドマン『芸術の言語』(慶應義塾大学出版会、2017年)。2015年より立命館大学ゲーム研究センター客員研究員。
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