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失踪の社会学

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A5判/上製/368頁
初版年月日:2017/10/20
ISBN:978-4-7664-2481-2
(4-7664-2481-6)
Cコード:C3036
定価 4,620円(本体 4,200円)

失踪の社会学
親密性と責任をめぐる試論
書評 目次 著者略歴

日本社会病理学会学術奨励賞(出版奨励賞)を受賞しました。
日本社会学会第17回奨励賞を受賞しました。
▼あなたは、
なぜ、
そこにいるのか

失踪とは何か。
その不条理さ、不可解さ、やりきれなさは、何に由来するのか。

現在でも日本国内で年間に数千件規模のペースで生じている
隠れた社会問題、失踪――。

失踪が惹起する実存的な問いを突きつめ、
あなたや私がそこにいる、という
一見自明の事態を根底から見つめなおす、気鋭の力作。

書評

ソシオロジ 2018年10月第63巻2号(193号)(p.140〜p.144)に書評が掲載されました。評者は桶川泰氏(神戸大学国際文化学研究科)です。
京都新聞 2018年1月9日(火)朝刊(10面)「平成的 北大路ビブレから●4 ポケモンを探して」に、著者・中森弘樹氏のコメントが掲載されました。
週刊エコノミスト 2017年12月26日号「読書日記」(p. 61)にて書評をいただきました。評者は、荻上チキ氏です。

目次

はじめに

  I いま、失踪を問う意味

第1章 なぜ私たちは「親密な関係」から離脱しないのか
 1 自殺について
 2 「無縁」のイメージの変容
 3 「純粋な関係」の出現と、親密性の変容
 4 「親密な関係」からの離脱に対する抵抗感の根拠(リスク・愛・外的基準)
 5 失踪の社会学へ

第2章 失踪の実態はどこまで把握可能か
 1 諸概念の整理(失踪・家出・蒸発・行方不明)
 2 失踪の件数と内訳
 3 失踪発生後の一般的な流れ
 4 「現代的な ……

著者略歴 著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。

中森 弘樹(なかもり ひろき)
1985年生まれ。2015年、京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(人間・環境学)。現在、日本学術振興会特別研究員(PD)、京都大学・立命館大学・京都造形芸術大学非常勤講師。著作に、「網野善彦――『無縁』の否定を超えて」(大澤真幸編『3・11後の思想家25 別冊大澤真幸 THINKING「O」』左右社、2012年)、「失踪者家族の悲嘆」(木慶子・山本佳世子編『悲嘆の中にある人に心を寄せて――人は悲しみとどう向かい合っていくのか』上智大学出版、2014年)などがある。

定価4,620円 (本体:4,200円)
在庫あり

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