文系学生の強い味方 !
▼「社会科学を学ぶ文系学生にとって統計学を学ぶ意味とは何か」という視点から書かれた、ユニークで親切な統計学の教科書。ゼミでの研究や卒業論文を書くうえで、最低限必要な統計が使えるようになるレベルまでをフォローする。 ▼5刷を重ねたロングセラーの初版を、著者自身が授業で用いた経験をフィードバックし、より学生に理解しやすいよう改稿。また、社会事象に関わるコラムを増やし、フリー統計ソフト「R」の初歩的な使い方の解説も加えて、「統計学」の考え方に興味を持てる教科書としての充実をはかっている。
はじめに 第2版に寄せて
第1章 統計学の目的:なぜ社会科学で統計学が必要なのか? 社会を知る方法としての統計学 1−1 統計学が役立つ場面 1−2 データ・アラカルト 1−3 統計学の目的、特徴と前提 〔演習〕 Rコマンダーを使って本格的なデータの分析を始めよう!
第2章 母集団と標本、標本抽出法 2−1 母集団と標本 2−2 標本抽出とは 〔演習〕無作為抽出のための乱数を発生させる ……
著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。
広田 すみれ(ひろた すみれ) 1984年慶應義塾大学文学部卒。3年の会社員生活の後、大学院に進学。1993年慶應義塾大学大学院社会学研究科社会学専攻後期博士課程単位取得退学。博士(社会学)。 現在、東京都市大学メディア情報学部教授、慶應義塾大学法学部非常勤講師。 専攻は、社会心理学、リスク・コミュニケーション、意思決定論。 主要著作に、共編著『心理学が描くリスクの世界――行動的意思決定入門(改訂版)』(慶應義塾大学出版会、2006)、共著『朝倉実践心理学講座1 意思決定と経済の心理学』(朝倉書店、2009)、同『リスクの誘惑』(慶應義塾大学出版会、2011)、同『リスクの社会心理学』(有斐閣、2012)など。
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