読む統計学 使う統計学[第2版]
はじめに 第2版に寄せて
第1章 統計学の目的:なぜ社会科学で統計学が必要なのか? 社会を知る方法としての統計学 1−1 統計学が役立つ場面 1−2 データ・アラカルト 1−3 統計学の目的、特徴と前提 〔演習〕 Rコマンダーを使って本格的なデータの分析を始めよう!
第2章 母集団と標本、標本抽出法 2−1 母集団と標本 2−2 標本抽出とは 〔演習〕無作為抽出のための乱数を発生させる 2−3 様々な標本抽出法
第3章 データを記述する(1):データの種類とグラフ統計 3−1 調査票からコンピュータへ 3−2 データの種類(1):質的データ 3−3 データの種類(2):量的データ 3−4 グラフ統計学(1):図の描画の基本 〔演習〕 Rコマンダーで図を描く(1):描画の基本と基本グラフ 3−5 グラフ統計学(2):図表現の展開 3−6 グラフ統計学(3):図を読む 〔演習〕 Rコマンダーで図を描く(2):散布図
第4章 データを記述する(2):ヒストグラムとデータの特性量 4−1 度数分布表 4−2 ヒストグラムで全体像を眺める 4−3 代表値 4−4 散布度 第4章章末問題
第5章 データを記述する(3):変数間の関係を見る 5−1 標準化 5−2 散布図と相関関係 5−3 相関係数 〔演習〕 Rコマンダーで相関係数行列を作成する
第6章 データを記述する(4):隠れた関係の発見と予測 6−1 回帰直線 〔演習〕 Rコマンダーで単回帰分析を行う 6−2 回帰分析の例:年齢層と平均賃金
第7章 データから全体像を推測する:確率分布いろいろ 7−1 確率と確率変数 〔演習〕 R言語シミュレーション:6面体のサイコロで1の目は本当に1/6の確率で出る? 7−2 離散分布 〔演習〕 R言語でポアソン分布を現実の社会データに当てはめる 7−3 連続分布 7−4 標準正規分布 〔演習〕 R言語で正規分析を描いてみよう 第7章章末問題
第8章 標本から全体像を推測する(1):点推定と区間推定 8−1 推測の準備:中心極限定理 〔演習〕 Rで中心極限定理を実証する 8−2 区間推定 第8章章末問題
第9章 標本から全体像を推測する(2):統計的検定 9−1 統計的検定の考え方 9−2 仮説検定その2:片側・両側検定、検定力 9−3 2群の平均値の差の検定(大標本の場合) 9−4 2群の比率の差の検定(大標本の場合) 〔演習〕 ESP能力はあるのか? カードの模様当てと比率の検定 第9章章末問題
第10章 標本から全体像を推測する(3):検定法いろいろとその発展 10−1 小標本で平均を検討する:t 検定 10−2 カイ二乗(χ2)検定:分割表を検定する 10−3 分散分析(1):一元配置 10−4 分散分析(2):二元配置と交互作用
おわりに:初等統計学からの発展(Tips) 付録 確率計算の基礎:場合の数、順列、階乗、組み合わせの復習 章末問題 解答 引用・参考文献
付表1 ギリシャ文字の読み方 付表2 標準正規分布の面積 付表3 t 分布 付表4 χ2 分布 付表5 F 分布(α=0.05) 付表6 F 分布(α=0.01)
索引
Column ◆目次 統計データの入手方法、有効数字 レポートの書き方 「統計学者」ナイチンゲールとその名をもらった娘 司法と確率:多数決は何対何とすべきか 乱数の作り方 変わる世論調査とその読み取り方 スノウ博士による疫学と空間統計 タイタニックで生き残ったのは誰 ケトレの「平均人」 日本人は不幸になった?:幸福感研究の落とし穴 スポーツ・イラストレイテッド・ジンクス 平均への回帰:ゴルトンの統計学上の業績 オリンピック100m走で女子が男子を超える日 なぜ確率は重要なのか 確率と蓋然性 確率分布のリアリティ:統計の「実体化」とその影響 偏差値再び 「どうして5%水準?」ネイマン=ピアソン流とフィッシャー流 統計的検定の前提と注意 目撃証言の研究:t 検定、カイ二乗検定、分散分析 「モデル」と統計学:天文学、実験心理学、経済学 「関係がある」?:共変関係誤認の理由
Data 目次 平均貯蓄現在高をヒストグラムにしてみると ゴルトンと「集合知」 散布図と相関の例 現実のデータの正規分布への当てはめ:法科大学院適性試験受験者の得点分布
ミニコラム 目次 確率論の創始者パスカル 平均値のウソ 偏差値(T値)について 区間推定における注意 文字による正規分布表現 Studentのt 分布の “Student” とは
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