子どものこころの臨床の真髄がここに。 子どもの発達とは? 発達障害とは何なのか。 ▼こころの発達とは、発達障害とは何なのか。児童精神医学の臨床医の草分けともいえる著者が、だれにも分かりやすく、エピソードをまじえ、子どもだけではなくその周りの人々も含め、どのような援助ができるか、その本質に迫る。 ▼自分の辛さを言葉で表現できない子どもは、行動や身体症状などにそれを表すことが多い。苦しんでいる子どもを前に、どのように気持ちをくみとり、救ってあげられるのか……、長年の臨床経験をもとに、発達段階に合わせて解説する。
本書は、日本図書館協会選定図書です。
精神療法 第36巻第2号(2010年4月)「書評」(271頁)で紹介されました。
児童青年精神医学とその近接領域 51巻1号(2010年2月)「書評」(47頁)で紹介されました。
児童心理 2009年10月号「今月の本棚」(142頁)で紹介されました。
まえがき
第1章 乳幼児期の子どものこころ 子どもの関係性の成立――赤ちゃんの歩きっぷり≠ゥらとらえる ことばをはぐくむ(1)――ことばの発達について ことばをはぐくむ(2) 幼児のしめす不安反応(1) 幼児のしめす不安反応(2)
第2章 学童期の子どものこころ 小学生になって 災害に遭遇した子どもの心的後遺症 いじめについて考える(1) いじめについて考える(2) 排泄の問題をひきずる小学生 自分について ……
著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。
村田豊久(むらた とよひさ) 1935年鹿児島県生まれ。九州大学大学院医学研究科博士課程修了。医学博士。専門は児童精神医学。九州大学医学部附属病院、パリ大学医学部医学心理学教室留学、福岡大学医学部助教授、福岡大学病院客員教授、九州大学教育学部教授、西南学院大学教授などを経て、現在村田子どもメンタルクリニック院長。発達障害の病理と治療、子どものうつ病、自閉症、精神疾患の予後などを研究しつつ、長年子どものこころの臨床に携わる。教育と医学の会理事。著書に『自閉症』(医歯薬出版、1980年)、『子どものこころの病理とその治療』(九州大学出版会、1999年)、『子ども臨床へのまなざし』(日本評論社、2009年)など。
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