誕生から乳幼児期、小・中・高校にかけての子どものこころの形成・発達過程を、豊富な具体例を通してわかりやすく解説。著者は児童青年精神医学界で活躍中の臨床医。父母、教師に一読をすすめる。
まえがき
1 出産まで 胎教 出産
2 乳児期 最初の挨拶からコミュニケーションの確立へ 授乳 自分の身体を使う 離乳と人みしり 排泄、社会性の始まり 言葉と自己主張
3 幼児期 「どうして?」、母からの分離 お父さんの存在、男女のちがい 弟・妹の誕生、失うことの意味 宗教心、競争と協調と
4 小学校一・二年生 親を離れて 空想・強がり 興味と関心と
5 小学校三・四年生 ……
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1932年、和歌山県に生まれる。1958年、慶應義塾大学医学部卒業。1959年より1967年まで米国イエール大学、メニンガークリニックへ留学、1967年より1995年までは関東中央病院精神科勤務、1980年より同精神科部長。長谷川精神医療教育研究所所長を経て、現在、クリニックおぐら院長。 主な著書に『子どもの精神療法』編著(岩崎学術出版)、『初回面接』編著(星和書店)、『こころの世界』(彩古書房)、『親子関係の理論』編著(岩崎学術出版)、『子どもの心身症』共著(岩崎学術出版)、『精神保健』編著(東京書籍)、『プレイセラピー』共著(金剛出版)などがある。
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