今、1000枚の映像で甦る日本人初の世界一周旅行! 岩倉具視、木戸孝允、大久保利通、伊藤博文らの新政府のリーダーたちが、新しい国のビジョンを求めて実に632日間(明治4年〜6年)にわたって世界一周の旅をした「岩倉使節団」。 国の内外に難問が山積するこの時期に企てられたこの大視察旅行において、岩倉たちはどんな体験をし、そしてそれは近代日本に何をもたらしたのか。 視察の克明な記録である名著『特命全権大使 米欧回覧実記』(久米邦武編著)にもとづき、大量の静止画(当時の写真・絵画および現代の写真)とナレーションにより、1870年代の旅を再現した画期的な作品。 資料編として肖像アルバム「岩倉使節団の群像と周辺の人々」、日本人100名と外国人36名を解説入りで収録。 近現代史・国際交流・海外旅行関係者、必見。教材にも最適なDVD。
DVD2枚組・165分(上巻88分・下巻77分)・color・NTSC・画面サイズ4:3・Dolby この映像ソフトは、一般家庭、図書館などでの個人的視聴および学習目的のための上映に用途を限って発売されています。したがって、無断で複製、放送、有線放送、一般上映、レンタル(有償・無償を問わず)することは法律によって一切禁止されています。


各巻の構成 上巻(88分) 第1章 使節団の出発 14分08秒 第2章 新しい国アメリカ、大陸横断の旅 17分21秒 第3章 ワシントン滞在と東部回覧 22分34秒 第4章 最盛期の大英帝国を往く 19分40秒 第5章 英国の光と影 15分04秒
下巻(77分) 第6章 麗都パリとフランスの底力 17分10秒 第7章 新興ドイツと大国ロシヤそして小国の智恵 27分02秒 第8章 西洋文明の源流イタ ……
著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。
「米欧亜回覧の会」について 「岩倉使節団」ならびに『米欧回覧実記』に関心を抱く人々によって1996年4月に設立、2004年には特定非営利活動法人(NPO法人)としての認可を受けた。現在会員は、ビジネスマン、官僚、学者、ジャーナリスト、医師、弁護士、主婦など200余名。「岩倉使節団」および『実記』の研究とその啓発を試みるとともに、岩倉使節団に始まる日本近代史の研究や日本の抱える現代の諸問題について互いに学び、意見交換を行うなど、活発に活動を続けている。
泉 三郎(いずみ さぶろう) ノンフィクション作家・岩倉使節団研究家・NPO法人「米欧亜回覧の会」代表。 1959年一橋大学卒業。事業経営のかたわら著述活動。1976年より、岩倉使節団の足跡を追って取材旅行。今回のDVD は以来30年にわたって収集した資料の集大成といえる。主要著作として、『岩倉使節団という冒険』(文春新書、2004年)、『堂々たる日本人』(祥伝社、1996年)など。
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