「学習到達度チェックリスト」(以下、本チェックリスト)を個人で活用する場合は問題がありませんが、学校や、グループ・学部で活用することを考えると、このような疑問が生じますね。
<「学習到達度チェックリスト」の共有について>
著作権保護のため、出版社と相談した結果、以下の点を現在のガイドラインとしています。
1.あくまでも本チェックリストを使用するためには、個人が『障害の重い子どもの目標設定ガイド』(以下、本書)を購入することを原則としています。そのため、本チェックリストは本書の購入者のみが活用可能と考えています。よって、本書を購入して入手した本チェックリストを、他者に譲渡する(共有する)ことは認められませんので、各人が本書を購入してください。
なお、グループや学校単位で本チェックリストの使用契約をすることは、現在は考えていません。
2.ただし、どうしても本書を購入する前に本チェックリストを試してみたい、という場合があるかもしれません。そのためのものとして、「見本、コピー不可」の記載のあるチェックリストを用意しました。ただし、この「見本、コピー不可」の記載のあるチェックリストは、あくまで検討材料としてのものであり、活用の際は各人が本チェックリストを正規の手順で入手してお使いください。
この「見本、コピー不可」の記載のあるチェックリストが必要な場合は、著作権者の徳永豊(福岡大学)まで、お名前・ご所属・連絡先・使用目的などを明記のうえ、下記へメールにてご連絡ください。
ご相談のうえ、対応させていただきます。
(ytokunaga*fukuoka-u.ac.jp、*に@を入れてください)。
<本チェックリストの実際の使用方法について>
3.本チェックリストを活用する場合は、必ず本チェックリスト本体で行ってください。
一部の抜粋でチェックリストを作成することは認められません(改ざんとなります)。
また、国語や算数のみのチェックリストを独自に作成することも認められません。また、他の目的のために、特定のスコアの行動項目のみでシートを作成することも認められません。
4.実際に本チェックリストを活用したあとに、その結果の一部を抜粋して、ポスターや報告書等で事例紹介・提示することは可能です(出典は明記してください)。
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「学習到達度チェックリスト」と書籍『障害の重い子どもの目標設定ガイド』は、あくまで教科の視点で子どもの実態把握をし、適切に目標設定を行い、授業を改善していくことを目指しています。そのために本チェックリストの活用によって、学習評価と目標設定がつながり、指導内容・方法が適切になることを重視しています。
また、授業改善の趣旨とは異なる活用の仕方も想定されますが、その可能性については引き続き、検討していきます。
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