『障害の重い子どもの目標設定ガイド――授業における「学習到達度チェックリスト」の活用』はこちら  
     

● 研究会・セミナーのお知らせ

 
 

特別支援教育のエッセンス
Zoomオンラインセミナー

 
  
開催日 2024年11月30日(土) 13:30〜17:20
場所

Zoom

主催 福岡子ども学習発達研究所(FINLEC;フィンレック)
後援 たすく株式会社
目的

自閉症教育は、 1970 年頃に情緒障害教育としてその実践が開始されました。初期の対象となる子どもの多くは、自閉症に知的障害を伴うことが多かったために、自閉症の特性を踏まえた支援には至りませんでした。
その後、2000年頃には、知的障害を伴わない場合を含め、幅広く「自閉スペクトラム症(ASD)」との理解が広がり、知的障害とは異なるASDの特性を踏まえた実践が広がりつつあります。
このASD教育がより充実したものとなるように、その歩みを 止めることなく、さらによりよく 、前進していく必要があります。 今回は、ASD教育の変遷を確認し、その教育の現状と課題を考えます。ASD支援の専門家である齊藤宇開先生をお迎えし、今後のASD教育の方向を考えるセミナーとしました。
どうぞ参加いただきたくお願いいたします。

対象 特別支援教育に興味や関心がある教員や学生、一般の方々等
研修内容

詳細はPDFをご覧ください。

定員 約 80 名
参加費

5,000円

締め切り
2024年11月23日(ただし、定員になり次第締切)
問合せ先 福岡大学 徳永研究室
Mail: ytokunaga*fukuoka-u.ac.jp(*に@を入れてください)
お申込みは
こちら
下記のWebページから各講座ごと、各自で申し込みください。
https://coubic.com/finlec
※「予約」から順次進み、「残り●」をクリックすると「次へ」に進むことができます。
 
     
     

●「教科の指導」か「自立活動の指導」か、Q&Aシリーズ(全5回)

     
<シリーズ5> New
  Q8:発達の順序性やその獲得と、自立活動の指導のつながり  
     

バックナンバー

  Q1:自立活動の指導内容と教科の指導内容  
  Q2:障害が重度な子どもに、なぜ国語や算数なのか  
  Q3:「自立活動に替える」、容易にそうしない、とは  
  Q4:「特に必要がある場合」とは何か  
  Q5:発達初期段階の学習内容は自立活動でとの反対意見  
  Q6:特に替える「必要がある場合か否か」、を検討するとは  
  Q7:各教科と自立活動の目標設定に至る「手続きの違い」とは  
     
     

● 「Sスケールの『段階のまとまり』ごとの『評価規準案』」 

     
  徳永豊先生が作成した「Sスケールの『段階のまとまり』ごとの『評価規準案』(趣旨と使い方)」 及び「評価規準案(国語)」と「評価規準案(算数)」を公開しました。
「Sスケール」とともにご活用ください。
 
     
 
名称 ファイル形式 ダウンロード
● Sスケールの「段階のまとまり」ごとの「評価規準案」について(趣旨と使い方) PDF ダウンロードはこちら
● 「評価規準案(算数)」 PDF ダウンロードはこちら
● 「評価規準案(国語)」 PDF ダウンロードはこちら
 
     
     

● FAQ (Frequently Askd Questions ; よくある質問)

     

『障害の重い子どもの目標設定ガイド』「学習到達度チェックリスト」に関連するFAQです。
チェックリスト活用のご参考になさってください。

     
     
 

Q3.学校や仲間で「学習到達度チェックリスト」使用する場合

 
     
 

Q.

 
  「学習到達度チェックリスト」を学校として活用していきたいと考えています。書籍『障害の重い子どもの目標設定ガイド』は一部の教員のみが購入しておりますが、そのような場合でも学校全体として活用してもいいのでしょうか。
また、活用の仕方についてチェックリストの一部を抜粋するような活用は許されるのでしょうか。本校ではコミュニケーションを課題と考えていて、国語の部分を抜粋してシートを作成しようと考えています。著作権法のこともあり、どのように考えればいいのでしょうか。
 
  (特別支援学校教諭)  
   
 

A.

 
 

「学習到達度チェックリスト」(以下、本チェックリスト)を個人で活用する場合は問題がありませんが、学校や、グループ・学部で活用することを考えると、このような疑問が生じますね。

<「学習到達度チェックリスト」の共有について>
著作権保護のため、出版社と相談した結果、以下の点を現在のガイドラインとしています。

1.あくまでも本チェックリストを使用するためには、個人が『障害の重い子どもの目標設定ガイド』(以下、本書)を購入することを原則としています。そのため、本チェックリストは本書の購入者のみが活用可能と考えています。よって、本書を購入して入手した本チェックリストを、他者に譲渡する(共有する)ことは認められませんので、各人が本書を購入してください。
なお、グループや学校単位で本チェックリストの使用契約をすることは、現在は考えていません。

 

2.ただし、どうしても本書を購入する前に本チェックリストを試してみたい、という場合があるかもしれません。そのためのものとして、「見本、コピー不可」の記載のあるチェックリストを用意しました。ただし、この「見本、コピー不可」の記載のあるチェックリストは、あくまで検討材料としてのものであり、活用の際は各人が本チェックリストを正規の手順で入手してお使いください。
この「見本、コピー不可」の記載のあるチェックリストが必要な場合は、著作権者の徳永豊(福岡大学)まで、お名前・ご所属・連絡先・使用目的などを明記のうえ、下記へメールにてご連絡ください。
ご相談のうえ、対応させていただきます。
(ytokunaga*fukuoka-u.ac.jp、*に@を入れてください)。

 

<本チェックリストの実際の使用方法について>
3.本チェックリストを活用する場合は、必ず本チェックリスト本体で行ってください。
一部の抜粋でチェックリストを作成することは認められません
(改ざんとなります)。
また、国語や算数のみのチェックリストを独自に作成することも認められません。また、他の目的のために、特定のスコアの行動項目のみでシートを作成することも認められません。

 

4.実際に本チェックリストを活用したあとに、その結果の一部を抜粋して、ポスターや報告書等で事例紹介・提示することは可能です(出典は明記してください)。

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「学習到達度チェックリスト」と書籍『障害の重い子どもの目標設定ガイド』は、あくまで教科の視点で子どもの実態把握をし、適切に目標設定を行い、授業を改善していくことを目指しています。そのために本チェックリストの活用によって、学習評価と目標設定がつながり、指導内容・方法が適切になることを重視しています。
また、授業改善の趣旨とは異なる活用の仕方も想定されますが、その可能性については引き続き、検討していきます。

 
  徳永 豊  
   
   
   
 

● 今後の情報について

 

本チェックリストに関するよくある質問や研究会の情報など、今後本ホームページに掲載していく予定です。
お教えいただきましたメールアドレスへ、研究会等の新しい情報やホームページ更新をお知らせする予定です。

また、当ページにつきまして、ご不明な点がございましたら、次の宛先までご連絡ください。

 

 

● 関連書籍

     

「Sスケール(学習到達度チェックリスト)」をさらに活用するために生まれた本です。

乳幼児(月齢1―18まで)の発達の系統性や発達段階ごとのつながりを整理して示した「段階意義の系統図」を提供します。
さらに、子どもがいまどの段階にて、次にめざす段階をどうとらえるか、「学びの順序性」にについて実践事例で解説します。
徳永豊・田中信利(編著)
『障害の重い子どもの発達理解ガイド
――教科指導のための「段階意義の系統図」の活用』

 
     

本チェックリストの考え方をより良く知るための必読書!

「段階・意義」の背景にある「共同注意の形成まで」の発達モデルを解説しています。
障害が重度な子どもが、世界をどのようにとらえていくのかがわかります。
徳永 豊
『重度・重複障害児の対人相互交渉における共同注意』

 
     
     
     

 

 

     
 
 
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