私たちは、現在、想像を遥かに超えた勢いで進展するグローバリゼーションのなかで生活しています。情報通信技術と運輸交通手段の発展によって、グローバリゼーション自体は、好むと好まざるとにかかわらず、また、良かれ悪しかれ進展している現象です。
このため、私たちは、物理的にはもちろん、心理的にも「鎖国状態」でいることはできません。私たちに必要なのは、むしろ積極的に世界に飛び出し、多くの優れた人々と交流し、自らを鍛え磨いていくことだと言えるでしょう。
このコーナーでは、ハーバード大学ケネディスクールでシニアフェローとして活躍されている栗原潤氏が、自らの「苦い失敗」や「驚きの経験」から得た教訓をご紹介しつつ、日本の若い方々に熱くて明るいメッセージをお届けします。2006年5月に完結した『The Cambridge Gazette』に続くこの新連載『The Cambridge Gazette: Lessons Learned』。“For Young Samurais”の言葉どおり、世界に向けて知的武者修行に飛び出そうという高い「志」を懐いた若い方々のお役に立つことを願っております。
・・・・・・などと少々大げさな口上を述べましたが、創刊号のテーマは「微笑みとジョークを忘れずに」。どうやら、気楽に笑って読んだほうがよさそうです。
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