書籍の特集 |
刊行にあたって
『市民と武装』著者からのひとこと |
著者:小熊英二(慶應義塾大学教授)
|
|
(本書の紹介)アメリカ連邦政府憲法修正第2条「市民武装権」に着目し、アメリカにおいてはなぜ市民が「武装」するのか、なぜ銃規制が一向に進まないのかを歴史的に検証し、近代
市民社会のあり方を解き明かす「市民と武装」。多民族国家アメリカの国家統合理念を戦時動員の思想的背景の中に探り、20世紀の多民族国家のナショナリズム概念の特殊性を明らかにする「普遍という名のナショナリズム」。一貫して日本とは何か、日本人とは誰かを問い続けてきた気鋭の論客が、自由の国であると同時に、軍事国家で
もあるアメリカの原点をラディカルに検証し、アメリカという新たな<帝国>の本質を鮮やかに解き明かす。
|