2007年5月に刊行開始した「西脇順三郎コレクション 全6巻」。こちらに「回想の西脇順三郎」と題して、西脇順三郎を語るにふさわしい、生前西脇と交流のあった故人のエッセイを収録しています。この「西脇順三郎コレクション」に収録されていない、エッセイをご紹介します。
(冒頭より) デジタル・サウンド・コンポジションとは、プログラム・コードで記述された音響制作の方法―「コード・コンポジション」の意味である。そこには、音響や音楽の感覚や概念だけでなく、アルゴリズミックな操作やデジタル的な美意識に関連したさまざまな要素が入り込んでくる。このテキストでは、そうしたさまざまなメソッド(手法/方法)を記述し整理することで、個々のメソッドをメソドロジー(方法論)へと体系化し、作品制作のためのコンポジション・ランゲージの構築へとつなげていきたい、と考えている。
[冒頭より]近年の乱用とも言える「デザイン」の多用は、世の中の様々な側面でこのツールが有効であることを意味している。現在の諸問題は多様な要素が絡みあって創発する場合が多く、もはや1分野の知見のみで解決することは困難である。だからこそ、制約をポジティブに捉えて総合的に問題解決をはかっていくデザインというツールが重宝されるのであろう。・・・
多くの新訳もそろった今、フランス古典文学・おとぎ話論を専門とする著者が、すべての『星の王子さま』ファンに贈る『星の王子さま』のすべてがわかる作品です。 本書の立ち読みと著者からのひとことを読むことができます。