本書の第3刷(2021年2月刊行)における、第1刷(2019年1月刊行)および 第2刷(2020年2月刊行)からの変更点については、こちらをご参照ください。
▼累計5万部超の好評レポート・論文入門書の第3版 ▼文献の調べ方・読み方から、フォーマットに沿った書き方までを懇切丁寧に解説。 ▼「引用」時の注意点の追記や重要単語の索引を付し、利便性を向上。
好評のレポート・論文作成手引書の第3版。旧版と比べ、 ・索引を付すことで利便性を向上。 ・「読む力を鍛える3ステップ」の項目を加え、論理的・批判的に考えて読むことについて段階を踏んで学べるようにした。 ・初学者が迷いがちな「引用」について、より詳しく取り上げた。「なぜ引用する必要があるのか」「コピペはなぜダメなのか」「どこをどう引用すればいいのか」を、形式だけでなくその目的や意味も具体的に解説。 ・レポート・論文を書くにあたって不可欠な「資料」の取り扱いについての記述を増やした。課題内容やテーマに応じた資料の選び方や、ネット・紙などメディア別の機能、特徴、用法を一覧でまとめ、「調べる力」の充実を図った。
はじめに 本書の使い方
第1章 レポート・論文を書く前に 1 レポートとは何か、論文とは何か 2 まずは段取り、ゴールまで見通す 3 書くことで思考が深まる 4 よりよく書くためのメタ認知
第2章 説得力のあるレポート・論文を書くために 1 思考を論理的に組み立てる 2 問いを立て、証拠を示す 3 批判的に検討する 4 読む力を鍛える3ステップ ステップ1 情報を効率的に点検する「概略的読み」 ステップ2 論理の組み立て方を理解する「構造 ……
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井下 千以子(いのした・ちいこ) 桜美林大学心理・教育学系教授 慶應義塾大学大学院健康マネジメント研究科非常勤講師
日本女子大学大学院人間発達学専攻修了。学術博士。京都大学大学院教育学研究科非常勤講師などを経て現職。専門は、教育心理学、生涯発達心理学、大学教育研究。2005年大学教育学会奨励賞受賞。 主な業績:『思考を鍛える大学の学びの入門――論理的な考え方・書き方からキャリアデザインまで』(慶應義塾大学出版会、2017)、『大学における書く力考える力―認知心理学の知見をもとに』(東信堂, 2008)、『進化する初年次教育』(共著、世界思想社、2018)、『大学における「学びの転換」と言語・思考・表現』(共著, 東北大学出版会, 2009年)、『大学における「学びの転換」と学士課程教育の将来』(共著, 東北大学出版会, 2010)、『思考を育てる看護記録教育――グループインタビューの分析のもとに』(共著, 日本看護協会出版会, 2004)、『高等教育における文章表現教育に関する研究――大学教養教育よ看護基礎教育に向けて』(風間書房,2002)ほか。
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